今日のテーマは、『先送りしたツケは、いつか、誰かが支払わなければならない』です。
昨日の公式ブログでは、
『決断を避ける気質が日本を益々後退させる』と題して、
政府が、今後『半年間』を捨てることをご紹介しました。
『新たな行動』を起こすことは、『リスク』を伴います。
反対に、『現状維持』を選択すると、それは存在しない。
黒田東彦・日銀総裁の任期が、4月初旬と残り少ない中、
新たな『リスク』を犯すことは避ける選択をしたのです。
3連休前(9月22日)国民に対する『ポーズ』として、
『為替介入』を発動したことは、すでにお伝えしました。
1998年以来24年ぶり、四半世紀ぶりの出来事です。
しかし、
直後に言及させて頂いた通り、小手先のテクニックでは、
日本が抱える課題が、根本解決しないことも確かなこと。
事実、
その(為替介入)効果は、想像以上に早々と薄れはじめ、
現時点で、『為替介入前』の水準まで戻りつつあります。
残念なことに、
イベント前後で1つだけ異なるポイントがあるとすれば、
それは、日本に『弾』が残されていないということです。
混沌とした世界情勢の中、先行き不安な日々は続きます。
日本が問題を先送りするクセは、他にも存在しています。
公式ブログでも何度も触れてきた、国家債務の問題です。
先日、
2023年度の一般会計予算:概算要求額が公表されて、
過去2番目の規模(*)にのぼることをご紹介しました。
*現時点『110兆484億円』を見込んでおり、当然、
予算編成、補正が入る段階で金額は膨張していきます。
2022年現在、
所謂、日本国の借金(国債・借入金・政府短期証券)は、
『1250兆円』を超える巨大な規模で存在しています。
これに、
地方自治体が抱える債務(地方債)まで含めて考えると、
日本国に存在する債務は、『1400兆円』に肉薄する。
この数字は、
GDP(国内総生産)の『2倍』を軽く超える水準ですが、
これだけの借金を積み上げて、無事に済んだ国家はない。
それでは、何故、それが成立しているのでしょうか??
これは、政府・日銀が『異次元緩和』の言葉を盾にして、
『財政ファイナンス』の禁じ手を実行しているからです。
*政府が発行する債務を、中央銀行を引き受けることで、
現代版の『錬金術』を成立させてしまう、正に禁じ手。
*麻薬性があり、一旦手を出すとなかなか止められない。
この状況において、日本国民は誰しも生まれた瞬間から、
『1000万円』を超える十字架(借金)を背負います。
実際には、
国家運営に失敗したのは中枢(政治家等)の方々ですが、
選挙に参加する以上、国民サイドも無責任でありません。
今、この瞬間も、本質的な解決策は何も講じられません。
借金大国・日本を待ち受ける『結末』は、誰も知らない。
ただ、
前述の通り、天文学的な規模に積み上がった『借金』は、
いつか、誰かが支払わないといけない事だけは事実です。
これは、私たち国民サイドも知っておく必要があります。
オープン形式(どなたでも参加可能)の主催セミナーを、
対面・オンライン形式とも、現在、定期開催しています。
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■10/25(火)将来のお金の不安が2時間で解決するセミナー@大阪・梅田■
■10/26(水)将来のお金の不安が2時間で解決するセミナー@オンライン■
*集合形式 / オンライン形式とも、9月は開催しない為、
翌月(10月)の開催分を掲載させて頂いております。
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*オープンセミナーは予告なく終了の可能性があります。
受講希望される方は、有効活用して頂けたら幸いです。
*個人面談受講を希望される方は、直接ご連絡ください。
*井上耕太事務所(公式)michiamokota0421@gmail.com
井上耕太事務所
代表 井上耕太