今日のテーマは、『会社員のワンルーム・マンション投資で収入が増えるは真実か??』です。
昨日の公式ブログでは、
『タイパを追求すると、資産形成に失敗する』と題して、
節度を超えた効率追求は足元を掬われると紹介しました。
結論、
楽して、手早く儲かる方法など、世の中に存在しません。
しかし、
宝くじやギャンブルに興じる人がなくならないのと同様、
世間一般、大多数の方々は、そのような手段を求めます。
繰り返しますが、
そのような方々は、どこか浮ついた雰囲気を醸しだす為、
一瞬で『カモ』と見抜かれて利用されてしまうんですね。
『投資対象』が何であるかは、殆ど関係ないと考えます。
何故なら、
『地に足付いた人間』と同様に見える対象に投資しても、
思考回路如何で、『全く違うこと』をしているからです。
『不動産』という対象も、典型的な事例かも知れません。
先日、これについての『衝撃的な広告』を目にしました。
『年収500万円超の会社員は、年間96万円の副収入』
どうでしょうか??
年収500万円基準はあるものの、キャッチコピーから、
労せず、年収を100万円アップさせる印象を受けます。
元号『平成』を超えて、
30年以上の期間、会社員の平均年収が低迷する日本で、
そんな錬金術が存在するなら、誰もが実行しているはず。
カラクリは、次の通りです。
年収500万円(上場企業勤務が望ましい)の会社員が、
自らの『社会的信用』を基に金融機関から融資を受ける。
大体、3000万円〜上限4000万円ほどでしょうか。
そして、
それを元手に大都市圏のワンルームマンションを購入し、
月額8万円(年間100万円)の家賃収入を得るのだと。
さらっと説明されたら、一瞬納得してしまいそうですね。
しかし、
このロジックは致命的な支出のカウントが抜け落ちます。
そうです。
あなたは、第1ステップで金融機関から融資を受ける為、
その負債に対する、毎月の『返済義務』が発生しますね。
そこまで考慮すると、
キャッシュフローがプラスになる物件でも月額数千円か、
東京23区内であれば、月額収支はマイナスに陥ります。
『家賃収入100万円』と、現実は大きく乖離しますね。
また、
『不動産投資』を斡旋する異なる会社では、質問形式で、
会社員(出資者)に対する疑問に次のように回答します。
Q:『不動産投資をすることで会社にバレませんか??』
A:『収入が増えて住民税額アップするので注意が必要。
ただし、確定申告で普通納付を選択すれば大丈夫です。』
これは、上手いですよね(笑)
あたかも、『注意点』という視点でフォーカスを当てて、
『収入が増える』かのような錯覚に持って行っています。
しかし、
前述の通り『ワンルームマンション投資』を実行しても、
短期的視点では、決して、あなたの収入は増加しません。
それでは、
その投資行動自体が、完全に間違っているのかと言うと、
決して、そうではないことを最後にご紹介しておきます。
何故なら、
会社員を対象とした『ワンルーム・マンション投資』は、
ローン完済後、円建の『安定収入』を得る仕組みだから。
その認識を間違っては大きなリスクを負ってしまいます。
兎に角、『近道』など存在しないことをご理解ください。
オープン形式(どなたでも参加可能)の主催セミナーは、
対面・オンライン共、12月が【最終開催】になります。
——————————————————————–
■12/20(火)将来のお金の不安が2時間で解決するセミナー@大阪・梅田■
■12/21(水)将来のお金の不安が2時間で解決するセミナー@オンライン■
——————————————————————–
*セミリタイ期間に入る為、来年以降の開催は未定です。
受講希望される方は、今月開催を有効活用して下さい。
*個人面談受講を希望される方は、直接ご連絡ください。
*井上耕太事務所(公式)michiamokota0421@gmail.com
井上耕太事務所
代表 井上耕太