今日のテーマは『パラドックス』です★
今日も、少し前に読んだ本の話です。
これも正確なタイトルを忘れてしまったのですが、
『年率15%の金融資産運用』みたいなニュアンスの本です。
『この人は知ってる人かな?』と少し気になって、
パラパラとページをめくってみました。
すると、なんてことはない、
『個人型確定拠出年金を利用して小規模企業共済等掛金控除を受けよう。』
というもとでした。
簡単に言うと、『個人型確定拠出年金』に加入して、
所得控除を受けて『所得税』を減らそう。
そうすると、今まで『税金』で持っていかれてた分が手元に残り、
『今まで通り取られていた』と仮定すると、年率15%になりますよ、と。
この著者は、確か某N証券海外事業部出身の、
敏腕金融マンということだったとおもいますが、
一般の方が『凄そう』と思う人でも、このレベルです。
金融マンにしても、FPでも、税理士でも、会計士でも、
自称『お金のプロ』は沢山居ますが、
『控除』『還付』と言った言葉を使う人のアドバイスはおすすめしません。
その人達の思考の根底には、次のような言葉があります。
『いかに所得を減らすか。』
あなたが『お金持ち』になりたいと思うとき、
『お金』から自由になりたいと思うとき、
どう考えますか?
『どうやったら大きく稼げるか?』
ではないですか?
この2つはまったく逆の考え方です★
人間の『脳』はとても高性能なコンピュータです。
『質問』を入力すると、僕達が忘れていても、
無意識のうちに『答え』を探し続けます。
そして、『脳』に『パラドックス』は成り立たない。
つまり、一方で『所得を減らそう』と考えながら、
もう一方で『大きく稼ごう』とは考えられない、ということです。
『貧乏思考』の『お金のプロ』は、案外多いものです。
おそらく、彼らは『お金』に対するトラウマがある。
それを癒すことなく今まで来たので、
今でもその思考の中にとどまっているのです。
その人の思考の根底に何があるか、
アドバイスを受けるときには気に掛けて見てください(^_^)