今日のテーマは『後出しジャン負け』です★
日本政府と日銀は、ここ5年で、
すくなくとも『2つのボーンヘッド』をしています。
1つは約5年前、超デフレの時代に金融緩和しなかったこと。
米国や欧州が通貨供給量を約2~3倍にしていた頃、
日本はほとんど金融緩和をしていませんでした。
世界と合わせて、
マネーサプライのバランスを取ることは基本です。
『デフレ』時代は良くも悪くもないと考えますが、
それによって閉塞感が出て、消費・投資が抑制されるのは良くない。
『経済』とは、個人・企業が『お金』を回すことだからです。
2つ目のボーンヘッドは、
米国が金融緩和終息に向かうこの局面で、金融緩和を継続することです。
ここ1ヶ月での急速な円安への進展は、
『消費増税』も相まって、個人消費と企業投資に大きな打撃を与えています。
いつも、やっていることが『逆』。
まさに、後出しジャンケンで負け続けてる状況です。
なんで、日本はこんなに『経済』に弱いのか?
それは、日本人の『優秀さ』が理由と考えます。
今まで、日本人はその『優秀さ』故、
実態経済では勝ち続けてきました。
シンプルに言うと、外国人が欲しがるような、
品質の高いものを生み出してきた、ということです。
実際に『価値』を生み出し、『お金』を得てきた。
これは真っ当な方法で、世界に誇るべきことです。
逆に、『金融』の経済で買ってきたのは、
香港やシンガポールといった、人、資源、産業のない国々です。
これらの国は、『金融』で勝負するしかなかったのです。
日本が、『金融』で勝負することなく、
『お金持ち』になり得たのは誇るべきこと。
しかし、これからは『経済』の勉強も不可欠です。
政府や日銀に、期待するのはやめましょう。
誰であれ、あのポジションで力を発揮するのは難しい。
これからの時代は、
1人1人が『個』の力を上げていくことが大切です(^_^)