今日のテーマは、『99%以上の日本人が忘れる、日本円の通貨ポジションを考える重要性』です。
昨日の公式ブログでは、
『2国間決済ドル越えは人民元の時代到来か』と題して、
『人民元』を過大評価することのリスクを紹介しました。
しかし、
これは、何も『人民元』という通貨に限ったことでなく、
突き詰めれば、日本円や基軸通貨:米ドルでも同様です。
まして、
数字上の金利に釣られて途上国通貨保有を増やすことや、
暗号資産(仮想通貨)でギャンブルすることなどは論外。
ご存知か分かりませんが、2023年の地球上において、
『絶対的価値』が保証・担保される通貨は存在しません。
現在、
IMF(国際通貨基金)が定めるSDR決済通貨は5つあり、
その中から複数の通貨ポジションを組み合わせることで、
バランス保っていくことが最適化戦略になると考えます。
ただ、
残念ながら、基本中の基本と言えるこの事項を理解して、
適切に行動できている日本人は極めて少ないと考えます。
その証拠に、
99%以上の日本人が、日本円にフルベットした資産を、
何も疑うことなどなく、国内保有しているのが現実です。
このように、
典型的な『1つのカゴに全ての卵を盛る』という戦略は、
一般投資家(一般市民)にとってリスクしかありません。
特に、
動向のきな臭さについて、ここでは詳しく触れませんが、
翌年に『紙幣刷新』を控える日本国民であれば尚更です。
個人的には、そのイベント(紙幣刷新)を目前に控えて、
日本円の保有シェアを最低限に抑えたいのが本音ですが。
資産形成に限らず、
多くの方々が、未来永劫、変わらない解答を求めますが、
残念ながら、最終到達点のようなそれは、存在しません。
それ故、
常にアンテナを張り続けながら、その時々で変わりゆく、
『最適解』を追い求めていく姿勢こそが大切と考えます。
——————————————————————–
2023年1月より【セミリタイア期間】に入っており、
今後の【資産形成セミナー】の開催は、完全に未定です。
*ビジネスに関するお問い合せは、直接ご連絡ください。
*井上耕太事務所(代表)michiamokota0421@gmail.com
——————————————————————–
井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太