今日のテーマは、『まさかという言葉を使わない人が、資産形成においても成功する』です。
ご存知の通り、年始から大変なことが起こっていますね。
元日早々能登地方を襲ったマグニチュード7.6の大地震。
また、
被災地に支援物資を輸送していた海上保安庁の飛行機が、
羽田空港の滑走路で民間旅客機と交錯・炎上する大事件。
映像でしか知り得ていませんが、大変な惨事となるなか、
民間機に犠牲者がでなかったことは不幸中の幸いでした。
一連の災害・事故により命を落とされた方も多いですが、
この場をお借りして心よりご冥福をお祈り申し上げます。
今回の震災は、
阪神・東日本の大震災と比較して死者数は限られますが、
報道映像を見ると当該エリアの被害は想像以上に大きい。
既に、
発生から10日が経過していますが、大きな余震も続き、
能登半島各地では孤立集落も複数存在しているとのこと。
また、
未だ、各地で救助作業が難航している状況を見ていると、
過去形ではなく現在進行形にあることを実感しています。
昨日、
東北大学の地震学教授・遠田晋次さんが発表した所では、
能登地域の大震災は3ー4000年に一度周期とのこと。
現在から起算して、
約4000年前は縄文時代中期だったことを考慮すると、
スケールの大きさと共に、生起確率の低さを実感します。
それでも、
地球生誕46億年の基準では100万分の1にも満たず、
4000年周期は『連続した出来事』かも知れませんが。
何れにせよ、
『元旦』という1年で最初の日が重なったことも含めて、
被災した方々にとって『まさか』の出来事となりました。
しかし、
これを簡単に『まさか』という言葉で済ますのではなく、
私たちは、そこから学び、活かしていく必要があります。
このことは普段、仕事をする場面でも実感することです。
一般的に、
『仕事が出来る』と表現される人々の1つの特徴として、
シュミレーション能力、将来への予測力が挙げられます。
彼ら・彼女らは、
生起確率の高くない事象に対しても、事前準備するため、
仮にそれが起こっても冷静にことを進めて目標達成する。
反対に、
『仕事が出来ない』と言われる人は予測力が欠如する為、
生起確率が『50%』の事象に対してもケアをしません。
生起確率10%は、
リスク回避策を検討するのに十分価値ありと考えますが、
愚者はこれに対して簡単に『まさか』の言葉を使います。
私からすれば、それは『まさか』と呼ぶ代物ではなくて、
単純に、未来予測力、危機察知能力の欠如と認識します。
昨日の公式ブログでは、
『日本人にとって波乱の年が遂に幕を開けた』と題して、
私たちを待ち受ける潜在的(?)リスクを紹介しました。
しかし、本音で言えばこれも『まさか』ではありません。
日本国の財政問題を考えれば、起きても不思議ではない。
奇しくも、
南海トラフ地震の30年発生確率は70%だそうですが、
日本人にとって経済的有事の生起確率の方が遥かに高い。
経済観点でも『まさか』と言わない人が上手くいきます。
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2023年1月より【セミリタイア生活】に入っており、
オープン形式の【資産形成セミナー】の開催は未定です。
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井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太