今日のテーマは、『突然スタートした日本株式の上昇相場、今から参加するのは得策か』です。
一昨日(1月9日)から情報配信をリスタートしますが、
年初から、内容的にはシビアなものが続いたと思います。
しかし、
それとは相反する動きで、日本の株式市場を舞台とした、
パーティー(熱狂)が晴天の霹靂が如く始まっています。
本日(11日)正午時点、
日経平均株価は約34年ぶりに3万5000円を突破し、
『失われた30年』を急激な勢いで取り戻しそうな様相。
また、
権利行使価格3万8000円のコール価格の問い合せも、
ヘッジファンドにはあると言われ熱狂を端的に表します。
さらに、
その先に見据えるのは、1989年の大納会で記録した、
日経平均株価『3万8915.87円』の最高値更新です。
果たして、
2024年初、突然スタートした日本市場の上昇相場を、
下支えしている要因(圧力)として何があるでしょうか。
もちろん、
これまで実質的価値から解離した評価の日本株に対して、
国内外から投資マネーが流入するという見方もあります。
追い風として、
年初、再び為替相場も『円安傾向』に動いていることで、
海外投資家勢は日本人以上に割安感を感じることも事実。
しかし、
それ以上に大きな要因はやはり『気持ち』の部分であり、
『自分だけ熱狂に乗り遅れたくない』との考え方がある。
一般的に、
相場全体が急激に上昇する局面では、それが続くと考え、
真っ先には退出しにくいという心理バイアスも働きます。
今の市場は、
『需給バランス』が崩れていることが簡単に予想できて、
『買いたい人』は多いのに『売りたい人』がいない状態。
両者の間に『真空状態』が出来上がっていると考えます。
さて、タイトルの質問に対する回答はどうなるでしょう。
結論から言えば、
このトレンド(上昇相場)は今後も継続の可能性があり、
売り時さえ間違わなければ元本を増やせるかも知れない。
しかし、
今回の上昇相場で本当の意味で利益を得ている人たちは、
どれだけ遅くとも、昨年末には仕込みを終えている人々。
より正確には、
コロナ禍の動乱期に起きた前回の下落(2020年)で、
精神安定を保ち、粛々と仕込みを続けられた人たちです。
それでも、
もしあなたが、今後のちょっとした(?)上昇ではなく、
10年先の上昇を見据えて参加するなら私は賛成します。
ただし、
古今東西、こうした局面で積極的に参加する人の大半が、
長期的視点を持った賢者ではないことも知っていますが。
残念ながら、いつの世も正しく行動するのは少数派です。
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2023年1月より【セミリタイア生活】に入っており、
オープン形式の【資産形成セミナー】の開催は未定です。
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*井上耕太事務所(代表)michiamokota0421@gmail.com
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井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太