今日のテーマは、『なぜ、ユダヤ人は他の子が遊ぶ間に勉強に励むの精神が根付いているのか』です。
昨日の公式ブログでは、
『SNS投資詐欺の被害報道から学ぶべきこと』と題して、
ニュースから読み取る重要点を列挙してご紹介しました。
その中で、
人は、誰しも自らの内側に『お金の器』を保有していて、
それを超えて『お金』を持てないことを指摘しています。
このこと自体、
古今東西、よく言われることなのでご存知と思いますが、
恐らく大半の方々がその真意を正しく理解していません。
その証拠に、
『それでは、器とは具体的に何ですか?』と質問されて、
即座に、明確な回答ができる人は相当な少数派ですよね。
また、
この質問に回答することが出来ないということは、必然、
その『お金の器』を大きくする方法も知らない事になる。
それ故、
人生全体を通して、『お金』に翻弄されてしまう人々が、
世の中のほぼ100%を占めるという結果に繋がります。
私見では、
『お金の器』の解答は、主体的な勉強により獲得できる、
『お金』と『人』がもつ特性の理解の深さだと答えます。
単純に、
金融・経済等の勉強をすることで、教科書的に無機質に、
数字や歴史上の出来事を暗記することとは完全に異なる。
それでも、
何も勉強することなく、知識や情報という観点において、
武装なしの丸裸で生きていくスタンスよりはマシですが。
これについて、世界には格好の学ぶべき教材があります。
最も豊かな民族と称されるユダヤ人の精神性を学ぶこと。
一般的にも、
彼ら・彼女らが最も重要視しているものとして、自らや、
子供に対する『教育』を挙げることは認知されています。
その理由は、
頭の中にある知識・情報は持ち運びにコストも掛からず、
身柄を拘束されたとしても誰からも絶対奪われないから。
ユダヤ人の考え方の根底には『迫害の歴史』があります。
第二次大戦下、
ナチスドイツのホロコーストは最も有名な出来事ですが、
それ以外にも優秀すぎる彼らは欧州どこでも迫害された。
実際、
19世紀の後半から1920年代の半世紀ほどの期間で、
欧州大陸から、累計200万人が渡米したと言われます。
それ故、
彼らは自ら身を守るための勉強と資産形成に熱心ですが、
モノを所有することについては、それほど執着しません。
迫害を受けて移住する際は、置いていくことになるので。
前述の通り、
彼らにとって、優先順位の1位は頭を鍛えることであり、
次に保有したい資産としては軽くて高価なダイヤモンド。
金(ゴールド)を持つことさえ、非効率とされています。
そして、一時的にゼロに戻っても必ず再興して財を成す。
頭の中で思い描くことは、自らの生きる代だけではなく、
そこから派生して、未来永劫、子孫が繁栄していくこと。
一子相伝でタルムードが受け継がれるのもそのためです。
当然ですが、
『お金持ち』が、周囲からそう評価されることの所以は、
一生涯を通じて、常に『お金』に恵まれ続けているから。
それを失ってしまったら、『お金持ち』ではありません。
もしも、
そうなりたいならば、お金を握り締めることよりも前に、
先ずは頭を鍛えることからスタートする必要があります。
適切な精神性なくして『お金の器』は大きくなりません。
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昨年(2023年)よりセミリタイア生活に入っており、
今後の主催セミナー(オープン形式)の開催は未定です。
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井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太