今日のテーマは、『富める者はさらに富み、持たざる者は奪われる無常な世界を生き抜くために』です。

 

 

先日の公式ブログでは『大きく二極化し始めた日本において、私たちが意識しておくべきこと』と題して、最も成功した社会主義国と揶揄される日本においても、経済格差が拡大していることをご紹介しました。

 

 

それは、同じ時代・同じ国に居住・生活していても、目に映る世界がまったく異なる人たちが存在していることを意味します。

 

 

恐らく、日本においても経済格差が拡大していると言われて、漠然としたイメージから納得してしまう人は多いのではないでしょうか。

 

 

ただ、先日の記事中でも具体的な数字は示せていませんでしたので、今日はその点について少し補足した記事をリリースしたいと思います。

 

 

少し昔のデータになってしまいますが、2023年に野村総研が公表した調査統計は、現代の日本において国民が保有する『富』がどのように偏っているかを窺い知る一つの手掛かりになります。

 

 

その調査は、保有資産から負債額を差し引いた金融純資産の保有額別に、日本人全体を5ランクに分類して展開されています。

 

 

具体的には、保有する金融純資産5億円以上が超富裕層、1億円ー5億円が富裕層、5000万円ー1億円が準富裕層、3000万円ー5000万円がアッパーマス層、3000万円未満がマス層という分類です。

 

 

そして、それぞれの階級の人たち(世帯)の数がどれくらい存在するかと、それぞれの階層の人たちが保有する資産の総和が全体に占める割合を算出しています。

 

 

それによると、2023年時点、日本国内に超富裕層(純資産5億円以上)は11.8万世帯・全体に占める割合は0.2%、富裕層(純資産5億円以上)は153.8万世・2.8%存在することが分かっています。

 

 

貨幣価値が大きく下落した現代においても、億万長者という言葉がある通り『1億円』という数字は一つの基準として機能していますよね。

 

 

真偽はさておき、純資産1億円以上を富裕層と定義したとき、日本全体の3%に相当する約165万世帯が該当するということです。

 

 

さらに、比較的、経済的余裕があるとされる純資産5000万円以上の準富裕層(403.9万世帯・7.8%)まで含めると、該当者は日本全体のちょうど10%に相当するという結果が出ています。

 

 

つまり、今の日本は経済的余裕のある10%(超富裕層・富裕層・準富裕層)とそれ以外の90%に大別されて、純資産3000万円未満のマス層が全体の80%を占める衝撃的な状況にあるのです。

 

 

また、先ほど挙げた経済的余裕のある10%の資産総額は日本人全体の約5割を占めており、必然、残りの半分をそれ以外の90%の人たちが分け合っている(取り合う)ことも判明しています。

 

 

約10年前、世界のトップ『10人』の大富豪が保有する総資産が、世界の下位『35億人』の保有資産総額と同等であるというセンセーショナルな報道が世界中の人たちの注目を集めましたよね。

 

 

それと比較すると日本の現状はまだまだマイルドな印象を受けるかも知れませんが、今日ご紹介した一つのデータ(事実)からも経済格差が拡がりつつあることは理解していただけると思います。

 

 

そして、その格差は間違っても縮小することはなく、今後も拡大することが予想されます。

 

 

何故なら、資本主義経済下では基本的にリスク資産(株式・債券等)の保有により総資産は効率よく増加する傾向にあり、アッパーマス層(純資産5000万円未満)以下はそれを持つ経済的・精神的余裕がないから。

 

 

実際、日経平均株価は直近1年間だけで40%の上昇を見せていますが、その恩恵に与っているのも経済的余裕がありリスク資産をもともと保有していた準富裕層以上の人たちに偏っています。

 

 

倫理的な善悪は別として、この世は富める者はさらに富み、持たざる者は奪われる無常な世界です。

 

 

私も含めて、大半の方々は後者の立場からスタートする訳ですが、前者の側に移動するためには心からそれを渇望して初志貫徹でアクションを積み上げていくほか選択肢はないと考えています。

 

 

井上耕太事務所(独立系FP事務所)

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

【クライアント】
・経営者、医療従事者(医師、看護師、薬剤師 etc.)、会社員(上場企業勤務、若しくは、年収500万円以上)

【活動理念】
・自らの情報提供・プラン提案により、クライアントさんの【経済的自由】実現を初志貫徹でサポートする。

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