『資産形成スペシャリスト』、井上耕太です★
昨日のブログでは、日銀の『マイナス金利』政策について、
『ファーストインパクトが大切だった』と書きました。
『ビジネス』においてもそうですが、
何事も『初動』が肝心。
スタートダッシュで出遅れると、
その後それを巻き返すには並大抵のエネルギーでは返せません。
『万策尽きた』かのように思える現場の日本市場で、
大勝負に出た『マイナス金利導入』も、
まさに『初動』で勝負をつけに行く必要があったと考えます。
日銀に眠る『お金』を各金融機関に押し出し、
そこから積極的に融資が行われて市中に『お金』が流れ始める。
『お金が流れること』こそがまさに『経済』なので、
これにより企業の売上・従業員の賃金にも好影響を与えます。
ひいては株価も上昇し、税収までアップする。
ここまで一気にシナリオを描き、進めることが大切でした。
もしも、政府が『国債マイナス金利』まで読んでいて、
長期債権を低率でファイナンスすることが第一目的なら、
その目的通りに事は進んでいるのですが(^_^;)
ところで、マンネリの雰囲気が出てきた日本経済も、
実はもう1つだけ打開策が考えられてました。
それが、金融緩和による『円安誘導』です。
人間の心理的な面に訴える方法ですが、
目の前の『お金』の流通量を増加させることで、
経済循環を良くしようという試みです。
もう最近何度もやっているので、
今更わざわざ説明するまでもないですね(笑)
これ、短期的にも効果的で、
もしかしたら経済上昇の『きっかけ』になることもある。
だから、政府・日銀としてもやりたかった。
しかし、先月末の日銀金融政策会合ではまさかの肩透かし。
市場もそれを織り込んでいただけに、
『緩和無し』の報道が出て先週から今週にかけて、
ドル円レートは『5円』も円高方向に動きました。
で、その後に出てきた情報が、
『米財務省・為替報告書で、日本含む5か国が監視リストに』。
これで、完全に『円安誘導』が封じられました。
タイミングから見ても、
金融政策会合前に日本に圧力がかかっていたのは明らかです。
要は、ドル安じゃないと米国経済が維持できないから、
『日本円』を安くして水をさすんじゃないぞ!、と。
日本以外の監視リスト指定先も、
ドイツ、中国、韓国、台湾といった黒字を積み上げる国々です。
世界のリーダーを自称する国が、
こんなあからさまな言いがかりをつけてきます。
正直、根本的な日本経済は苦しい。
これからは、誤魔化し誤魔化しいく感じです。
その時々の出てくる情報によって、
市場は一喜一憂して反応を繰り返すでしょうが、
根本的な問題は何1つ解決していない。
デイ・トレーダーの方々には刺激的な局面が続きますが、
個人的にそれは本当の資産形成とは言わないと考えます。
これを読んで下さっている皆さんが、
日本市場だけに固執することなく、世界を全体を見て、
本当の『資産形成』に励まれることを願います(^_^)★
本気で『資産形成』をお考えの方は、
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