今日のテーマは、『国家破産に陥った国家では、何が起こるのか??』です。
昨日の公式ブログでは、
『経済危機を迎えた国家のリアルを知っていますか??』と題して、
現在、動乱真っ只中の『ベネズエラ』という国家をご紹介しました。
自身で書いた文章を見返しましたが、中々、衝撃的ですよね。
同国では、
政治的混乱も同時に起こっていますが、それでも、
国民に差し迫った、最大の関心事は『飢え』である事。
その主因は、
数年間継続する、恒常的とも言える『通貨価値下落』であり、
それに伴い起こる『物価上昇』で、慢性的な『食糧不足』が発生しています。
例えば、
一般的な街中の小売店で、水、ナッツ、チーズ、ハム等を購入すると、
幾許も無い量の食料品でさえ、『2万米ドル(約2万円)』する状況だと言います。
日本のコンビニで購入すれば『1000円程度』で全てが揃いますから、
そこから比較すると、途轍もない『高価』な買い物だと分かります。
当然、
一般市民が、日常的にその価格の『食料品』を変える訳はありませんから、
世帯の保有資産が無くなると同時に、『食糧供給』は途絶えます。
その結果、
同国では、2017年の1年間で、
国民全体の平均『11キロ』もの体重減少が起こったという衝撃のデータも。
更に、
事態は全く収束の気配を見せず、2019年においても、
『IMF(国際通貨基金)』は、同国を『年率1000万%』のインフレが襲うと予測します。
この『予測』が現実化すれば、
現時点でも相当悲惨な状況ですが、更に深刻化し、
『飢え』を凌ぐための強奪が起こり、それでも『餓死者』は増加する見込みです。
同じ時代、同じ地球で、これが『リアル・タイム』で起きています。
そして、
昨日の公式ブログでは、これは決して『対岸の火事』ではなく、
財政状況を見れば、『日本』にも近い将来起こり得ることを示唆しました。
あなたは、この『リアル』が信じられますか??
現在、『混沌』とした空気が取り巻く中でも、
『日本』には、まだまだ『平和』な雰囲気が流れ続けています。
2020年、
『東京五輪』が開催される年までは何とか持たせると考えられていましたし、
2025年『大阪万博』が決定し、いくらか『延命措置』が出来たかも知れない。
しかし、
皆さんご存知の通り、両者とも『根本解決』をはかるイベントではなく、
それが終焉を迎えた時、同時に日本経済も終焉を迎えそうな雰囲気さえあります。
『魔法』が、切れる。
『麻酔』が、切れる。
このような表現が、ぴったりかも知れませんね。
それで、
『経済危機』『有事』を常々喧伝している公式ブログですが、
それが本当に起こった際、果たして、どのような状況が待っているのでしょうか??
この点に関して、
日本における『海外投資』の第一人者であり、作家の橘玲氏は、
自身の著書の中で、興味深い『国家破産シナリオ』を展開しています。
もしも、
『日本』という国家が『金融破綻』したと仮定すると、
それは、次のような3ステージを経て、順次進行していく、と。
第1ステージ:『国債価格』が下落して金利が上昇する。
第2ステージ:『円安』と『インフレ』が進行し、『国家債務』の膨張が止まらなくなる。
最終ステージ(国家破産):日本政府が『国債デフォルト』を宣告し、『IMF(国際通貨基金)』の管理下に入る。
以上です。
私も、おおよそこの『シナリオ』で間違いないと見ています。
各ステージを少しだけ説明補足しますね。
まず、
『第1ステージ』に分類される時点では、
『日本国債』の信用下落から、その『価格』も並行して下落して行きます。
当然ながら、
『国債価格』と『金利』は相反する関係性ですから、
『国債価格』が下落すると、逆相関で『金利』は急激に増加します。
ここで、
『金利が上昇する』と聞くと、何やら『プラス』の印象を受けますが、
そもそも『返済不能』な金利なので、この状況は全く喜べません。
『国家』『個人』とも同様ですが、
それが『返済されないお金』であるならば、
いくら『金利』を数字上求めたとしても、全くの『無意味』なのです。
そして、
『第2ステージ』に移行する訳ですが、日本が借金漬けである事を考慮すると、
『第1ステージ』の金利上昇は、そのまま『国家破綻』のスピードを速めます。
更に、
前述した『ベネズエラ』の状況と全く同じように、
信用を落とした国家の『通貨』は下落し、継続的な『インフレ』が発生してしまう。
最終的には、
いよいよ日本国が『国債デフォルト』を宣言せざるを得なくなり、
『IMF(国際通貨基金)』に支援を仰ぎ、彼らの管理下に入ってしまう、、、、。
1つ1つ順を追うと、十分、起こり得そうな『シナリオ』に見えませんか??
ただ、
私が1つだけ、橘玲氏の論と異なる考え方をしているのは、
『第1、2ステージ』の移行は緩やかだという展開をされているポイントです。
同氏は、
もし『日本』に国家的有事が襲って来ても、その進行には比較的『時間』があり、
その『サイン(第1、2ステージ)』が見えてからでも、遅くはないと論じています。
しかし、
私は、このポイントに限っては、全く異なる意見を持っています。
例えば、
前述の通り、現在、『借金漬け』の日本国においては、
『国債利回り』は政府により意図的に抑えられており、
上昇が起こった際、ストッパーが外れたが如く急激に起こる。
そうなると、
『金利上昇』も私たちが想像している以上のスピードで起こり、
『第2ステージ』で表される『円安』『インフレ』シナリオも、
そう『時間』をかける事なく進行していくのでは無いのか。
更に、
そこまで『急激な変化』が起これば、国民誰しも『異変』に気付き、
『サイン』が出てからの『経済的準備』は、身動き取れない状況で不可能になる。
これが、私が考える『シナリオ』です。
こういった状況は、日本国民が考える以上に『近い将来』、
現実に、確実に、起こってくる『リアル』だと考えます。
その状況に備えて、着実に『資産形成(資産防衛)』を進めている人もいます。
あなたは、きちんと『準備』をしていますか??
その(準備)如何により、今後の日本においては、
歴史的な『経済格差』が発生してくると考えます。
『金融リテラシーを高めて、具体的に資産形成をしたい!』という方に最適なセミナーを、
来月は神戸・三ノ宮2月21日(木)、大阪・梅田2月22日(金)の日程にて開催します。
■2019年2月21日(木)開催!将来のお金の不安が2時間で消えるセミナーin神戸・三ノ宮■
****セミナーご案内ページはこちらをクリックください****
*2018年6月から、神戸・三ノ宮でのセミナーもスタートしました!
■2019年2月22日(金)開催!将来のお金の不安が2時間で消えるセミナーin大阪・梅田■
****セミナーご案内ページはこちらをクリックください****
『具体的なアクション』を起こすことでのみ、
人生は、本当に好転していくものだと思います。
ぜひ勇気を持って、新たな一歩を踏み出してみてください。
皆さんに、直接お会い出来るのを楽しみにしております。
セミナーを受講する間でもなく、
『今すぐ、具体的に資産形成をスタートしたい!』という方は、
ぜひ勇気を持って『お金のセッション』を受講してみてください。
****プライベートセッションご案内はこちらをクリック****
****『お金のセッション』ご予約はこちらをクリック****
井上耕太事務所
代表 井上耕太