今日のテーマは、『日本は、コロナ危機によりリセッション(景気後退)入りしたのか??』です。
東京入り『3日目』を迎えています。
今回の滞在期間は、少しだけ長めですね。
と言っても、昨日、一昨日の主催セミナー開催に加えて、
本日は、ご受講希望のクライアントさんと個人セッションを開催。
予定がパンパンに詰まっていることもあり、
毎日が、一瞬のうちに過ぎ去っていきます。
それでも、
例年に比べて、『2月』としては、とても暖かい東京を体験出来て、
『ウイルス性腸炎』が恒例行事化している身としては、嬉しいです。
反対に、
関西は、今、寒気が舞い込んでいるとの情報もあるので、
帰阪する今夜以降、気を付けなければいけないと感じています。
父親が、温暖な『長崎』ので出あったことも関係してか、
大人になるにつれて、『寒さ』に対する耐性が、著しく減少しています。
冬になると『ウイルス』関連も影響力を増してきますが、
将来的には、それと無縁の地域でこのシーズンを過ごしたいと考えています。
さて、そろそろ『本題』に入ります。
昨日の公式ブログでは、
『日本経済は、コロナ危機を乗り切ることが出来るのか??』と題して、
世界的流行を見せている『コロナウイルス』が、日本経済も直撃することをご紹介しました。
と言うか、既に『直撃』していますよね。
常々お伝えしている通りですが、
『経済』とは、『お金』の循環スピードにより決定されるものなので、
世の中を巡る『人』『物』の循環速度が落ちれば、必然、停滞します。
マスメディアが報じている通り、
この状況で、『旅行・レジャー』を楽しむ方々は、通常時より減少しますし、
『人』が多く集結するイベントは、軒並み『中止』へと追いやられています。
一部では、
『マスク』が品切れになったり、『窃盗』まで犯す不届き者が出ていますが、
それでも、限られた領域の『特需』でカバーできる落ち込みでは有りません。
私自身、
来月に『香港渡航』が控える中、その動向を注視していますが、
今回の騒動における、『人』と『物』の循環スピードの減少は、
2020年を通して、世界経済全体に影響を与えると思います。
昨日の記事に中でも取り上げましたが、
先日、内閣府より公表された『GDP(国内総生産)速報値』では、
2019年第4四半期、前年比『▲1.6%』減少という結果となりました。
年率換算すると、実に、『▲6.3%』の減少です。
国際的に、
GDP(国内総生産)が、2四半期連続の『マイナス成長』となれば、
『テクニカル・リセッション(技術的景気後退)』と定義されます。
これを受けて、
『戦後最長』と言われていた『アベノミクス』と表現される景気拡大は、
『リセッション(景気後退)』に転じるという報道も聞こえ始めました。
果たして、これらの報道は、正しいのでしょうか??
前述の表現でも、『?』マークを付けさせて頂きましたが、
私自身、これまでの『戦後最長の景気拡大』という表現に、大きな疑問を抱いています。
一昨年、
不正を連発して、その存在意義が大いに揺らいだ『政府統計』ですが、
正直、今までも『お化粧』をして、『景気拡大』していたに過ぎない。
過去の公式ブログでも取り上げましたが、
国民の『収入変動』を探るための代表的指標、『賃金統計』などは、
『対象事業所』などを故意に操作することにより、恣意的に『アップ』させられていました。
今更、主張をしても仕方が無いことですが、
無事『消費増税10%』を遂行する為です。
『軽減税率』や『ポイント還元』等、大キャンペーンの導入により、
『消費増税』が影響する景気減速は、抑えられたかに見えましたが、
それでも、GDP速報値は『年率▲6.3%』の減少を記録しました。
要は、『ごまかし』が効かない状況まで、落ち込んだという事です。
これまで、
『景気拡大』が声高に叫ばれ続けてはいましたが、
社会の大多数を占める『会社員』の方々の『収入』は、年々減少しています。
確かに、
前述の通り、『額面(数字)』上は維持したように見えるかも知れませんが、
『現実(手取り収入)』は、増えないか、むしろ『減少』が大多数ですよね。
それもそのはず、
『年金保険料』『健康保険料』の料率は、年々増加して来ましたし、
今年(2020年)については『所得税』『雇用保険料』の上昇も決定してますね。
悲しい哉、
『会社員』の方々の収入は、『2020年』を境に、目に見えて減少します。
これはもう、『東京五輪』に浮かれている場合じゃ無いですね(笑)
反対に、『現実』が悲し過ぎるので、
東京五輪という『非現実』に、逃避するしか方法がないのでしょうか。
確かに、
今回の『新型コロナウイルス騒動』は、トリガー(引き金)として、
『日本』だけでなく、『世界経済』の景気減速に寄与していると思います。
しかし、
日本経済の『リセッション(景気減速)』は、既にスタートしており、
それが、『コロナウイルス騒動』により、隠し切れなくなったに過ぎません。
仮に、
今回の『コロナ騒動』が無かったとしても、やんわりと、
緩やかなスピードながら、日本経済は『衰弱』に向かっていたと考えます。
先日は、
『コロナ騒動』の早期終息を、私たち国民以上に、政府が望むと述べましたが、
もしかしたら、明確な『トリガー』が用意されて、安堵しているのかも知れません。
『コロナ騒動』が、あっても、無くても、
『日本経済』は、徐々に、追い込まれて行っていた、、、、。
その事もきちんと理解して、一喜一憂することなく、
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井上耕太事務所
代表 井上耕太