今日のテーマは、『旧紙幣使用不可というイベントは、トンデモ論か??』です。
昨日の公式ブログでは、
『日本円の対外的下落は、将来、起こり得るのか??』と題して、
将来、『日本円』が通貨価値下落する可能性について書きました。
その中で、
2024年に待ち受ける『紙幣刷新』というイベントを取り上げ、
その前後にて行われるであろう、『アナウンス』を予想しました。
少しだけ、振り返りますね。
①紙幣刷新のイベントを契機に、『旧紙幣』を使用不可とする。
②『旧紙幣:1万円』を『新紙幣:8000円』と交換するものとする。
この2つの『アナウンス』を出すことで、
『紙幣刷新』という通貨交換イベントを実行するだけで、
日本国は、自動的に『資産課税』を課すことが出来ます。
当然、
課税対象は、現在、市場流通しているものだけに限られず、
『旧紙幣』として、金融機関に預け入れられているものは、
『新紙幣』として引き出す際に、源泉徴収される形です。
2020年現在、
日本国民が保有する金融資産総額は『1800兆円超』と言われ、
単純に、例示した『2割課税』と仮定すると『紙幣刷新』により、
『360兆円』もの税収が確保できることになります。
この辺り、
財務省HPには、日本国の『貸借対照表』が掲載されていますが、
上記を実行に移すことで、ネットの累積債務は解消が可能です。
昨日も述べましたが、
『歳入(税収)VS 歳出(国家運営コスト)』のバランスが、
長期間、崩れてしまっている日本国において、財政健全化し、
地道に、コツコツ、借金返済していくことはほぼ不可能です。
勿論、
国家の『中枢の情報』を入手可能な政治家の先生方は百も承知で、
いつか、誰かが引くことになる『ババ抜きゲーム』を展開中です。
もし仮に、自分が政治家という立場でも、
その役目を担うことは、気が引けますね(笑)
確かに、
『社会保障費(主に年金)削減』という聖域にメスを入れて、
『正攻法』により、日本国を立て直す道もあるには有ります。
しかし、
平時(のように見える時代)にそれを断行してしまうと、
時の与党は、選挙戦で歴史的敗戦を免れ得ないでしょう。
よって、
もしも、日本国が『財政健全化』に向けて動くとしたら、
国民の多くが『そうするほかしょうがない』と思う時期、
ドラスティックな『イベント』を仕掛ける他ないと考えます。
ちまちまやっていたら、何も解決しません。
一気に、『大鉈』を振るうことが必要です。
それで、
昨日は『旧紙幣使用不可』という可能性について述べましたが、
果たして、この予想は『トンデモ論』に分類されるでしょうか??
今回に限らず、
『金融』『経済』の世界で、国家破綻等の可能性を述べると、
一部の方々から、一括りに『トンデモ論』とまとめられます。
確かに、
私たちは、通常、ある程度『国家』という巨大組織を信用し、
その『前提』があるからこそ、日常生活を送ることが出来る。
当然、
『国家破綻』等のイベントが、定期的に起こるはずもなく、
一生涯において、『一度』経験するかどうかの出来事です。
しかし、
『ほとんど経験することが無い』ということは、
『絶対に起こり得ない』を意味する訳ではなく、
現実に、世界ではその事例が散見されています。
昨日までの記事では、
2020年現在、東欧『ベラルーシ』の混乱を紹介しましたし、
1990年代後半、お隣・韓国の『通貨危機』にも触れました。
その他、
2000年以降だけでも、途上国諸国を中心として、
ドミニカ、アクアドル、ウクライナ、アルゼンチン等々が破綻しています。
更に、
『通貨危機』と呼べるイベントは、他の国でも起こっており、
トルコ、ベネズエラ、北朝鮮、ジンバブエ等でデノミが実行されました。
今でも、世界各地で『火種』は燻り続けていますね。
話が逸れてきたので、元に戻します。
もしも、
2024年の『紙幣刷新』に伴い、政府計画が実行されれば、
『デフォルト』という観点で、日本国のそれは延命されます。
ただ、
それを実行に移すのであれば、私たち日本国民も、
一律に、『相応の対価』を支払う必要があります。
冒頭、
政府が『旧紙幣使用不能』を画策していると予想しましたが、
それは、『紙幣刷新』時に一瞬でという選択肢以外も有り得ます。
例えば、
『旧紙幣』に対して、活用できる『有効期限』を設けることで、
設定期間内に回収し終えるという作戦も、常套手段としてあるのです。
事実、
2016年、スウェーデンでは自国通貨『クローナ』交換時、
旧紙幣に対する『有効期限』を設定し、それ以降は無効としました。
また、
より直近の事例では、昨年(2019年)のケニアにおいても、
『高額紙幣廃止』のイベントに、有効期限が設定されています。
恐らく、
前回(2004年)の刷新時に失敗してしまっているので、
今回(2024年)は、この辺りも含めて実行して来るでしょう。
私たちが『まさか(トンデモ論)』と思っていることは、
想像している以上の確率で、実現するのかも知れません。
『トンデモ論』と考えていたことが、実は、
『トンデモ論』では無い可能性も有ります。
日々、アンテナを張り続けながら、混乱の時代を生きていきましょう。
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