今日のテーマは、『堅調つづく【金融緩和市場】に、【調整局面】は訪れるのか??』です。
『株式市場』は、引き続き、堅調さを維持していますね。
いや、『投資市場全体』とも、言えるかも知れません。
昨日の公式ブログでは、
『現代版:ナニワ金融道は、あなたにソフトな顔をして忍び寄る』と題して、
新たに流行の兆しを見せている、『違法高利貸し』についてご紹介しました。
いつの時代も、手を変え、品を変え、やって来ますね(笑)
ただ、
こういった『馬鹿馬鹿しい話』が、無くならないということは、
いつの時代も『引っ掛かる人間』の存在があるということです。
それでも、
人間、窮地に追い込まれたら、冷静な判断力もなくなるため、
そういった方々を、一概に批判することも出来ないのですが。
それで、
『ソフト闇金』なる、違法性の高利貸しが流行する背景には、
当然、日銭にもこと欠く『経済的困窮者』の存在があります。
考えてみれば、当たり前ですよね。
国内も『緊急事態宣言』の延長が正式に決定して、
『経済循環』は、ほぼ完全にストップしています。
先ほど知った情報では、
航空業界が、融資を受ける際、金融機関に提示した『再建計画』では、
年度末(今年3月)の回復率を『国際線:5割』としていたんですね。
『国内線』に限っては、通常時期『7割』まで回復すると強気です。
実情は、どうなのでしょうか??
私自身、
『自粛生活』に入っているので、正確な知見は分かりませんが、
恐らく、現時点では、『国内線』の飛行機もガラガラでしょう。
『国際線』に限っては、限りなく『ゼロ』に近いと考えます。
それほど、『人』の流動性が落ちているということ。
そして、
それは、『航空業界』だけに限った話では、決してなくて、
『例外』などなく、凡ゆる業界の方々に影響が及ぶのです。
もちろん、私自身、まったく『無縁』ではありません。
にも関わらず、
冒頭、ご紹介した通り、『投資市場』は活況を呈しており、
特に、『株式市場』は分かり易く、堅調な推移を見せます。
米国市場も、NYダウ平均株価は『3万ドル』を突破していますね。
日本市場、日経平均株価も『2万9000円』に迫って来ました。
繰り返しますが、非常に『底堅い』推移です。
そして、
前述の通り、人の流動性、経済循環は落ちているにも関わらず、
『投資家』の立場をとる方々は『保有資産』が急騰しています。
世界経済は、【バブル】と【崩壊】を繰り返すことで成長する。
むしろ、
多くの方々が好ましくないと感じる【崩壊】を経験する事で、
その後の【回復期】に、保有資産は大きく上昇する事になる。
私自身、
『情報』『知識』として、そのことは理解していましたが、
『コロナ危機』を通じて、体験的に知ることが出来ました。
ブルームバーグでも、米国内の状況がシェアされていますね。
世界一の感染大国では、多くの企業・一般市民が苦境に陥り、
全土に渡り、『1000万人』規模の失業者が存在しており、
日々の食事に困る人々は『3000万人』いると言われます。
対して、
『上位2割』に位置している方々は、影響を受けていないか、
むしろ保有資産の『口座残高』の急騰を受けて、驚いている。
相反する状況が、2021年、同時期に地球に存在しています。
著名エコノミストらも、約50年ぶりとなる格差拡大に、
社会や政治に与える深刻な影響として警告し始めました。
確かに、『光』が強くなるほど、『影』は濃くなりますね。
ただ、
後半で『肯定的』に紹介させて頂いたポジションの方々も、
この先は、一時的な『痛み』を伴う可能性が出て来ました。
先日、
日本市場で起こったサインは、『エムスリー』株の急落です。
同社株式は、
『コロナ危機』による、『世界の変化』を象徴する銘柄に1つで、
実際、昨年初比較で『3倍』となる株価の急騰を見せていました。
それが、
最近では、日本市場全体の動向に相関することなく下落が続き、
大きい時は、『前日比5%下落』をも記録するようになります。
しかし、
この動きは、同社の将来性に対する懐疑的な見方というよりも、
マクロ視点での『買い支え圧力』が低下したと見られています。
要は、
直近1年間、各国政府が推し進めてきた『金融緩和』の継続に、
懐疑的な見方が強まり、機関投資家が市場から退出していると。
特に、
ヘッジファンド・マネージャー等は、個人投資家の立場と異なり、
凡ゆる場面、凡ゆる市場において『利益の追求』が求められます。
その状況で、
簡単に、市場退出をしない、長期視点の『個人投資家』と違い、
顕在化が叫ばれる『リスク』を回避する傾向が強まっていると。
当然、
彼らの『先見性』が正しければ、退出しない市場参加者の、
『保有資産』は、一時的に下落を経験することになります。
誰しも、
『下落』を経験することは、その最中では本意では無いですが、
少しだけ、『耐え忍ぶ時期』がやって来るのかも知れませんね。
ただ、
【調整局面】の後にこそ、大きな【恩恵】があることを忘れないで下さい。
時に【嵐】を経験するからこそ、過ぎ去った後の【幸福】を感じられます。
定期開催する『資産形成セミナー』は、2021年以降についても、
『リアル(大阪)/ オンライン(Zoom)』を並行して開催します。
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■2/24(水)将来のお金の不安が2時間で消えるセミナー@大阪・梅田■
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(*予告なく終了する場合もありますので、ご了承下さい。)
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井上耕太事務所
代表 井上耕太