今日のテーマは、『果たして、本当に学歴フィルターは時代遅れの価値観になったのか』です。
何かにつけて、ハラスメントという言葉が異常増殖する、
とても生き難い世界になってしまったと実感しています。
ただ、
今クールについては、それを揶揄するドラマも複数あり、
一定数、それを支持する人もいるということでしょうか。
完全に私見ですが、
ハラスメントを大上段から振りかざしてくる人たちほど、
権利ばかり主張し、義務を果たしていないように思える。
人間性という観点で、あまり好きな人種ではありません。
もちろん、
私自身、特に若い時期に幾多の理不尽を経験しましたが、
その試練を乗り越えたからこそ、人間的な実力がついた。
また、
それに対するネガティブな感情を上手く転換することで、
人生を建設的にするエネルギーが得られるのも事実です。
前置きが長くなりましたが、
本日テーマで取り上げる『学歴フィルター』なるものも、
ハラスメント愛好家の方々の攻撃対象かも知れませんね。
大学新4年生の就活シーズンが本格化することを控えて、
メディア等で話題に挙がることが増えたと感じています。
一般的には、
新卒採用市場において、面接前のエントリー選考段階で、
企業が暗黙のカットオフ値を設けることを指しています。
もちろん、
基準は公表されませんが、それに満たない学歴の方々は、
提出書類に目を通されることなく一斉に退場させられる。
当然ですが、
企業サイドも採用活動を遊びでしている訳ではないので、
限られた時間で目標達成すべく、それを選択しています。
予め断っておくと、
私自身、世の中は『学歴』がすべてだとは考えておらず、
仕事という狭義でも完全相関しないことを知っています。
つまり、
一流大学出身者の中にもコミュニケーション等の問題で、
社会の中で『仕事』を上手くするのが苦手な方々もいる。
反対に、
『学歴がない』と言われる方々の中にも、一般社会では、
能力を開花させて高い評価を得る人もいるという事です。
しかし、
そのような例外は一部あるものの、確率論で考えたとき、
やはり、学歴が高い方々が仕事ができることも事実です。
それは、
彼ら・彼女らが『学歴』を獲得するプロセスで習得した、
情報処理力、要点を見抜く能力が仕事に活かされるから。
恐らく、
ある点に学歴カットオフを設けて、2集団に分類した時、
上位集団は、収入レベルで下位集団を凌駕するはずです。
先日、
某就活・転職サイトから公表されたアンケートによると、
『学歴社会』という価値観を約6割が古いと考える一方、
66%を超える人たちが、その必要性を支持する結果に。
意外なのは、
新時代の感覚を持つZ世代の中心、20代の若者たちが、
学歴の必要性を73.9%と最も高く感じていることです。
ここでも、机上と現実にパラドックスが存在しています。
冷静に考えると分かりますが、社会で仕事ができる人が、
『学歴』からドロップアウトすることも考えられません。
善悪の問題は別として、学歴フィルターは現代も正しい。
もちろん、学歴の要素で一生食える時代ではないですが、
それは豊かに生きていくための必要条件と感じています。
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2023年1月より【セミリタイア生活】に入っており、
オープン形式の【資産形成セミナー】の開催は未定です。
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井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太