今日のテーマは、『投資の世界では、サル:素人はプロフェッショナルを打ち負かす』です。
藤沢数希さんの良書に、同じようなタイトルがあります。
『なぜ、投資のプロはサル(素人)に負けるのか??』
以前も、ご紹介したかも知れません。
藤沢数希さん(作家名)自身、外資系投資銀行に勤務し、
トレーダーとして、現場を生き抜いた経験をお持ちです。
その本人が、
『プロフェッショナル』が『猿:素人』に負けるのだと、
明言したことは、多くの人々に大きな衝撃を与えました。
正確には、確実(100%)に負ける訳ではありません。
純粋な運用成績として、両者の勝率は50%に収斂して、
運用コストを差し引くと前者が負ける確率が優位になる。
それでも、
『プロ』と『素人』の勝率が50%ずつになる世界など、
他の業界・分野では、なかなか、考えられないものです。
私自身、
『金融』という世界の『摩訶不思議さ』を理解しながら、
自らの『存在価値』を追い求めながら身を置いています。
2023年初、
幸先良いスタートを切ったように見えた『株式市場』も、
1月終盤に差し掛かり、勢いに陰りが見えはじめました。
と言っても、
米国・欧州市場とも、PMI(購買担当者指数)は堅調で、
雇用統計等の数字を見ても、市場予測を上回っています。
必然、
多くのエコノミスト、アナリストも市場を好意的に見て、
リセッション(景気後退)する懸念を引き下げています。
事実、
米投資銀行・JPモルガンのトレーディング・モデルでも、
債券・株式の9部門中、7クラスが景気後退回避を予測。
以前から、
私自身、公式ブログを通じて繰り返し発信していますが、
2023年中に『転換点』を迎える可能性を示唆します。
にも関わらず、
『確証』が持てない為か、債券・株式市場とも共通して、
『投資マネー』は完全に戻り切っていないのが現状です。
一部メディアで、機関投資家・ファンドマネージャーは、
一時的下落を恐れて、市場に入り損ねるとの報道もある。
確かに、
彼らは、顧客の資金を預かり、それを運用しているため、
あまりに短期間毎に、運用成績を求められ過ぎています。
仮に、
私見では、中長期的な市場成長を予測していたとしても、
運用資産の毀損を恐れて、『安全策』を取りがちになる。
結果的に、
その戦略が『投資家利益』に繋がらないと知っていても、
彼らは、立場上、ディフェス戦略を取らざるを得ません。
幸いなことに、
私たちのように、自己資産を運用する『個人投資家』は、
対外的な説明責任を負わない為、しがらみがありません。
結果、
雑音に惑わされず、投資の『真理』を追い求めることで、
中長期的な市場成長を享受し、保有資産を増大させます。
今から1年後、2024年の市場は必ず上がっています。
いや、
投資の世界にも、『絶対』という言葉はありませんから、
正確に表現すれば『成長している可能性が高い』ですが。
短期的な変動、一時的な市場下落を恐れることなどなく、
淡々と、自ら決定したスケジュールで資金投入すること。
シンプル戦略で、プロを打ち負かすことは十分可能です。
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2023年1月より【セミリタイア期間】に入っており、
今後の【資産形成セミナー】の開催は、完全に未定です。
*ビジネスに関するお問い合せは、直接ご連絡ください。
*井上耕太事務所(代表)michiamokota0421@gmail.com
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井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太