今日のテーマは『基本的な考え方として』です★
おとついのblogで、
『お金のサイクル』について書きました。
これは、『投資』の基本的な考え方にも活用できます(^_^)
『投資』のジャンクなイメージでもある、
『1年で資産倍増!』とかは丁半博打の『投機』です。
対して『資産形成』として『投資』をする場合、
だいたいどんなに短くても10年スパンで物事を考えます。
短期的な変動は世界の誰にも予測不能ですが、
中長期的な大きな流れは、それよりだいぶわかりやすいからです。
で、例えば10年後に大きなリターンを得ようとする場合、
最初の5年間ほどはどうすると思いますか??
正解は、
『下落相場に資金を投入していく。』
です。
皆さん、『は!?』みたいな顔してません??(笑)
でも、自己資金での投資経験が少しでもある人には、
これは当たり前すぎる『常識』です。
いちいち、僕から言われるまでもない。
でも、『お金のサイクル』を思い出してください。
一生、上昇を続ける相場もなければ、
一生、下落し続ける相場もない。
『波』のように行ったり来たりします。
『株式投資』なんかがイメージしやすいかな。
単純に言えば、『ボトム(最低値)』で買って、
『ピーク(最高値)』で売り抜ければ最高収益が得られます。
しかし、こんなの現実的には不可能。
あとから振り返ってみて、
『あれがボトムだったね、ピークだったね』
という話。結果論に過ぎません。
そこで、実際にはどうするかというと、
現時点で過小評価されてる投資対象・ファンドを、
どんどん買い付けていくのです。
つまり『下落相場に資金を投入していく』。
あまり良くない印象を持つかも知れませんが、
これはデメリットだけではありません。
確かに、短期的に見たら資産が目減りして見えるので、
投資初心者の方にとっては面白くないかも知れない。
でも、『下落相場』ということは、
どんどん安くなっているのもを、この際大量に買うチャンスなのです。
皆さん、『bargain sale』好きですよね★
要はこれと一緒です(^_^)
逆に、この『基本的な考え方』の反対をやると、
あまり良くない結果になるでしょう。
例えば、『確定拠出年金』
最近では大企業も中小企業も、
導入する会社が増えてきました。
『給付年金』の制度のままでは、
目標額との差額の支払いで、企業経営が圧迫されるからです。
で、どこの企業でも、
まだ導入されて5年ほどやと思うんですが、、、
皆さんの運用額、プラスになってませんか??
実は、この数字自体は『粉飾』なのですが、
その『カラクリ』はここでは説明しません。
*日本では、どう考えても『詐欺』という物事も、
公共の金融機関がやれば『合法』になります。
それを度外視して考えてみても、
皆さんが『確定拠出』で年金受け取るの、いつですか??
今、30歳の人なら35年後、40歳なら25年後です。
ということは、20年~30年後に利益を最大化する必要がある。
なのに、今がプラスということは、
やってることは『上昇相場に資金を投入』している。
『投資の基本原則』とは全く逆です。
『上昇相場』に突っ込むということは、
『高値』で掴まされてるということです。
で、玄人は過熱相場になったら、すぐに市場を離れます。
次のような言葉がある。
『素人が入ってきたら、パーティーは終わり。』
つまり『上昇相場に突っ込む』投資戦略は、
素人のそれに他ならないということです。
あなたの会社のDC担当の証券会社が、
なぜそんな素人戦略をとっているのか??
理由は2つです。
①素人顧客の皆さんを満足させるため。
②短期的な成績で、自分のボーナスが決まるから。
以上です。
もう、人を頼るのはやめましょう。
自分の人生は、自分で切り開く(^O^)!