今日のテーマは、『投資市場が小休止に入ったことを、素直に好機と喜べますか??』です。
世界の投資市場が、一旦『小休止』に入りました。
米国株式市場・代表指数である『NYダウ平均株価』は、
先週1200ドル近く落込み、今年の最大下げ幅を記録。
特に、
最終日の金曜日は、前日比500ドル超の下落を記録し、
週明け、日本市場の取引にも大きな影響を与えています。
実際、
国内株式市場の代表指数『日経平均株価』については、
月曜日単日で、前営業日比『▲953.15円』の下落。
終値では、
かろうじて『2万8000円』台をキープ出来ましたが、
取引時間内は一時的に割込み、明日以降も分かりません。
ただし、
この潮流変化は、米国・日本に限った話では決してなく、
アジア諸国の市場でも、軒並み『下落』が深刻化します。
また、
それ(下落への潮流変化)は『株式』に限った話でもなく、
金を始めとするコモディティや、不動産市場も波及します。
これまで、
世界各国が協力して『金融緩和』を推し進めてきましたが、
その『魔法』も、一旦効力を失いつつあるように感じます。
私自身、
保有資産のポートフォリオは、大きく変更していませんが、
先週末からの数日間は、順当に(?)下落に転じています。
それでも、
利益確定する時期は、まだ10年スパンで先の話ですから、
途中過程における、『一時的な下落』は折り込み済みです。
冒頭、
世界市場全体における『マイナス転換』を紹介しましたが、
中でも特に影響を受けているのが、我らがアジア市場です。
前述の通り、
昨年から、今年初め、世界を駆け巡った『緩和マネー』は、
高揚感を伴いながら『新興国市場』にも多く流入しました。
原則、
『キャッシュ(現金)』が増えないことは共通認識なので、
投資家が『リスク』を積極的に取れる時期だったんですね。
しかし、ここに来て、少しずつ状況は変化してきています。
一時期、
新型ウイルスの感染抑制に成功したように見えた国家でも、
変異型の流行拡大に伴い、経済活動が抑制されはじめます。
具体的には、
マレーシア国内では、当初、今月14日までの予定だった、
ロックダウン(都市封鎖)が月末まで継続される事に決定。
この辺り、
日本国内よりも、厳格に経済活動を抑制する政策をとる為、
該当地域内では、企業等の操業も完全ストップと言います。
また、
タイ国内も、飲食店営業自粛や、観光客受け入れ制限が続き、
政府は、2021年経済成長率を、大幅下方修正しています。
(*修正前:2.5%〜3.5% ⇒ 修正後:1.5%〜2.5%)
その他、
『通貨』という観点も、対米ドル換算で価値を落としており、
前述したマレーシア(リンギット)タイ(バーツ)に加えて、
インドネシア(ルピア)も年初来2%超の下落を記録します。
新興国通貨は、『諸刃の剣』ですからね。
『ギャンブル』の対象として、勝っている時は良いですが、
雲行きが怪しくなると、一気に引き揚げる性質があります。
1990年代後半の『アジア通貨危機』などが典型例です。
先週、
市場が予測いていたよりも早く、FRB(連邦準備銀行)は、
近い将来における『利上げ』の可能性を発表していました。
その結果、
市場参加者(投資家)の中でも『慎重論』が優勢になり、
一旦、パーティーの終焉が噂されるようになった形です。
恐らく、この傾向は、一定期間つづくと予想します。
短ければ3〜4ヶ月ほど、もしかしたら年末ごろまで。
暫くの間は、投資家にとっても『我慢』の時間ですね。
しかし、
前述『我慢』と表現しているものの、実際のところ、
私自身、この状況を決して『悲観』はしていません。
むしろ、
『新たな仕込み』の為には、一時的な下落は『好機』で、
このまま上昇し続ける方が、リスクだったかも知れない。
歴史が証明する通り、
『株式』『コモディティ』はじめ、凡ゆる投資市場において、
一様に上昇し続ける・下落し続ける相場は存在していません。
勿論、
現代版:資本主義の『原則』は、継続的なインフレなので、
中長期的な視点では、市場は、常に『上昇』しつづけます。
しかし、
『長期市場』を構成している『短期市場』に目を向けると、
法則性なく、ランダム・ウォークするのが真理と言えます。
また、
もしも、下落の存在しない『仮想空間』があったとしても、
そこから生まれる経済成長率は、『現実世界』に劣ります。
現代版:資本主義経済では、
『ショック(一時的な下落含む)』が起こることにより、
そのからの『回復期』でリターンがもたらされる仕組み。
確かに、
短期的なトレードを繰り返す方々にとっては、暫くの間は、
『利益を上げ辛い』シーズンが到来していると想像します。
一時期、
ヘッジ・ファンドが多用し、名を馳せた『ショート戦略』も、
テクノロジー進化により、かつてほど機能しなくなりました。
短期的に発生する『歪』を射抜くようなやり方は、
まさに『ギャンブル』を繰り返す行動と同じです。
あなたは、一旦の『小休止』を、素直に喜べますか??
私自身、ここでの『一時的な下落』は、正直大歓迎です。
それがあることで、中長期的視点での『保有資産』は、
更に、積み増す『仕込み期間』を確保できるからです。
この『好機』を、適切に評価できる『眼力』も大切です。
定期開催する【資産形成セミナー】は、2021年以降についても、
【リアル(大阪)/ オンライン(Zoom)】を並行して開催します。
——————————————————————–
■6/25(金)将来のお金の不安が2時間で消えるセミナー@大阪・梅田■
■6/28(月)将来のお金の不安が2時間で消えるセミナー@オンライン■
——————————————————————–
また、
【オンライン開催】については、【リアル開催】の場合と異なり、
ご希望頂いた方への【1対1:個別受講】も対応させて頂きます。
*この時期(コロナ禍)限定、臨時的なご対応です。
その場合、
通常開催(集合セミナー形式)より【濃い情報】をご提供出来ますので、
受講希望される方は、この機会を、ぜひ有効活用して頂けたら幸いです。
(*予告なく終了する場合もありますので、ご了承下さい。)
——————————————————————–
■6/25(金)将来のお金の不安が2時間で消えるセミナー@大阪・梅田■
■6/28(月)将来のお金の不安が2時間で消えるセミナー@オンライン■
——————————————————————–
*上記ご案内ページにアップする日程以外をご希望の方は、
下記アドレスまで、直接お問い合わせ頂けたら幸いです。
*井上耕太事務所公式:michiamokota0421@gmail.com
井上耕太事務所
代表 井上耕太