『資産形成スペシャリスト』、井上耕太です★
経済のことを知っている方には共通認識ですが、
もうすぐ、『金融危機』が来ます(^_^)
『狼少年』になってもアカンのんで、1度だけ言います。
『経済』は、バブルと金融危機の繰り返しで成長します。
全てが理想通りに行く世界があったとして、
『生み出された価値』分だけ、各国が『貨幣』を刷れば問題ない。
1度生み出された『価値』は消滅することがないので、
『通貨』の供給量だけ注意して連動させておけば問題ないわけです。
でも、これでは経済成長のスピードが遅いので、
確実性がある程度高くて償還可能な『お金』を引っ張ってくることで、
『レバレッジ』をかけて各国経済を伸ばそうとしています。
しかし、往々にして『度』が過ぎてしまう。
多くの『お金』を前倒して手に入れてしまうことで、
現時点での自分の懐に転がり込む『お金』も増えるからです。
『人間』は、自分たちが思っているほど『賢く』はありません。
いや、もっと的確に言うと、どうしょうもないくらい『愚か』です。
『金融』『経済』の勉強をしているとわかりますが、
太古の昔から『同じこと』ばかり繰り返しています。
『将来のこと』まで考えている、崇高な人はほとんど存在いません。
だから、いつの時代も、どんな国の人々も、
『将来』よりもとりあえず『今』自分の利益になることだけ考える。
後々取り返しのつかないことになっても、
自分だけは『売り逃げ』してしまえば良いと本気で考えています。
身近な例を見てもわかりますよね(^_^)
日本の政治家や官僚さん達。
本当に『日本の将来』なんて考えている人いるのでしょうか??
『少子高齢化』『社会保険料:年金』などの問題なんて、
もう30年以上も前からかなりの確度でわかっていたことです。
日本の歳入は減少傾向になり、逆に歳出は暫く増えていくと。
それに対して、彼らの関心ごとは次の選挙に勝つことと、
自身が退任するときの『天下り』先の組織を作ること。
強いて、『将来』のことと言うなら、
『自分の子供』を政治家にすることは考えていたでしょう。
『人間なんてそんなもん』、という話です(^_^)
『経済』の話に戻ってくると、
現在の世界はずっと『まやかし』でツケを先延ばししてきました。
米国経済は、ずっと『虚像」の上に成り立っています。
『財政赤字』と『貿易赤字」を垂れ流し、
米国自体の経済は、どうしようもない体たらくです。
しかし、それを我が日本経済が、
大量の『米国債』購入で支えています。
償還不可能な『無限ループ』の中で、
日本のサラリーマンの皆さんの税金が米国民・米国経済を支えているのです。
皆さん、まさか自分が、
米国の人達支えるために働いていると思わなかったでしょ??(笑)
そんな中で支えられている強国『アメリカ』と、基軸通貨『US$』。
それでも、そんな幻想が未来永劫続くとは思えません。
加えて、中国リスク然り。欧州リスク然り。
世界中で何とか均衡保って持ちこたえているだけで、
根本は全く解決される兆しはなく、今後もそれは続きます。
『生み出された価値』と『貨幣供給量』の話を冒頭しましたが、
リセッションの時期も引き伸ばされてきたため、ツケは膨大に積み上がっています。
要は、『実体経済』との乖離が激しいということ。
今回の調整局面では、『リーマンショック』以上のインパクトと言われています。
NYダウも、半減するのではという説もあります。
もちろん、そんな時は日本市場も一気に吹っ飛びます。
世界がギリギリのところで均衡保っている状態なので、
理屈として連動していなくても、『引き金』は何んだって良いです。
どうやら、今回は欧州発のようですね。
財政健全国、ドイツの大手銀行が潰れる事になるとは思わなかった。
わかってても、どうしょうもないこともあります。
市場に流している『お金』は、半分くらい吹っ飛ぶ可能性がある。
クライアントの皆さんも、どうか心の準備をしておいてください。
それでも、『長期で見たら伸びる』と考えてやるしかないです。
『資本主義経済』の大前提なので、これを覆すことは出来ない。
もし、この考えを捨てる事になったら、
あとは『自給自足』の生活を求めていくしかないですね(^_^)★