今日のテーマは、『なぜ仮想通貨は、呼び名を暗号資産に変化させられたのか??』です。
昨日の公式ブログでは、
『FTX経営破綻は仮想通貨連鎖ドミノの序章か』と題し、
暗号資産市場全体が直面している脆弱性を紹介しました。
かつて、
時代を変え得る、革新的技術に思われた『仮想通貨』も、
昨今の動乱に伴い、急速にその輝きを失いつつあります。
事実、
昨年11月時点、3兆米ドルを突破していた市場規模は、
僅か1年で、1兆米ドルを辛うじて維持する程度に縮小。
この間、
2兆米ドル(約280兆円)の価値が地球上から消失し、
全体としての時価総額も『3分の2』まで落込みました。
何故か、
『暗号資産』と言うと、特別なもののように感じますが、
価格決定メカニズムは、『伝統的資産』と変わりません。
原則、市場における『需給バランス』で価格決定される。
要は、
需要に対して、供給が制限されれば、取引価格は上昇し、
反対に、供給量が需要を上回れば、その価格は下落する。
先ほど、
市場規模が『2兆ドル』消失したことを紹介しましたが、
誰も欲しがらなければ、価格が暴落することは必然です。
2017年は、
『価格上昇元年』となる年ですが、その激しい変動率は、
『チューリップバブル』に擬えらえて注目を浴びました。
話を戻すと、
かつて、盤石かのように思われた『分散型台帳技術』も、
完璧でなく、従来通りの脆弱性があることが判明します。
また、
法定通貨に担保されたステーブルコインも登場しますが、
実際にはそれが虚像であったことの証明が散見されます。
更には、
他の暗号資産に価値を裏付ける暗号資産も登場しますが、
完全なるデリバティブであり、安定性の観点で論外です。
直近数年間、
主に、先進諸国を中心とした金融当局によって、軒並み、
規制強化が実行されてきたことも、大きな要因ですよね。
この動きにより、
利用者(一般国民)視点では、安全性が強化された反面、
自由度が減少し、魅力を失うことに拍車が掛かりました。
冒頭、
暗号資産市場全体としての市場規模暴落に触れましたが、
それでも今尚、その価値を疑う人は多く存在しています。
『仮想通貨』は、なぜ『暗号資産』に呼称を変えたのか。
それは、単純に『通貨』と呼べる代物ではないからです。
確かに、
世の中に溢れ返る、浮き足立った方々を対象に行われる、
『ビジネス商材』としては、便利なのかも知れませんね。
しかし、まかり間違っても『資産形成』にはなりません。
その事実は、きちんと理解しておくほうが良いでしょう。
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