今日のテーマは、『暗号資産(仮想通貨)市場の美人コンテストは、いつまで続くのか??』です。
年明け、暗号資産(仮想通貨)市場の値動きが荒いです。
代表通貨ビットコインは、一時的に4万ドルの大台割れ。
昨年(2021年)半ばに付けた過去最高値と比較して、
『約40%』もの、大幅下落を記録したことになります。
この辺り、
実体経済における覇権国『米国』と同じ位置付けのため、
同通貨が下落すれば、他の暗号資産も同様に下落します。
因みに、
先ほど、過去最高値から40%下落とお伝えしましたが、
新型コロナ・ショックにおける、株式市場と同等の水準。
この時(2020年2月)は、
世界中の金融市場もパニックに陥り、株式指数は乱高下、
各国政府・中央銀行は異次元緩和へと追いやられました。
それと同等の揺れが、日常として繰り広げられています。
昨年末、
2022年の暗号資産(仮想通貨)市場は楽観が先行し、
ビットコイン価格は『10万米ドル』を突破する予想も。
しかし、
直近の不安定な値動きを受けて、10万ドル突破予測を、
今尚、支持している方々は『5%』ほどに減少しました。
大多数は、
年内は『6万米ドル』前後で取引されると予想しており、
これにも、保有者を中心とした希望的観測が含まれます。
因みに、
値幅の予測下限値は『1万ドル未満』との見方もあって、
その価格は、当たるも八卦当たらぬも八卦の当て物領域。
某携帯会社のCMで話題の『Chaos(カオス)』ですね。
もちろん、
取引価格のボラティリティ(変動幅)も気掛かりですが、
それ以上に、直近の『値動き』自体も、疑問視されます。
一時期、
『デジタル・ゴールド』の期待感も高まっていましたが、
最近では、もっぱら『リスク資産』筆頭として位置付け。
実体経済に動揺が走った際、
期待された『避難所』としての役割はほぼ無いに等しく、
むしろ、最も早く資金流出が起こる市場がこの分野です。
もはや、
機関投資家も、個人レベルでも、経済的な余力があって、
精神的余裕がある際に行う『賭博場』の様相を呈します。
『デジタル・ゴールド』とは、対極のポジションですね。
前述した、市場参加者(投資家)予想が示している通り、
その評価額は1万ドル未満から10万ドル超と幅を持つ。
株式市場は、よく『美人コンテスト』に例えられますが、
現在の暗号資産(仮想通貨)市場も、完全に当て嵌まる。
市場参加者の予測(1万ドル未満〜10万ドル超)通り、
現時点、そのもの自体に『価値』があるかは懐疑的です。
それでも、全く『価値ゼロ』というつもりは無いですが。
暗号資産(仮想通貨)が注目を浴びる存在になった元年、
2017年の値動きは、歴史的出来事と重ねられました。
17世紀半ば、欧州発の『チューリップ・バブル』です。
21世紀に起こる、暗号資産(仮想通貨)市場のそれも、
『チューリップ・バブル』の再来となるでしょうか??
その結末は『神のみぞ知る』という領域に突入しました。
1つだけ、私自身アドバイス出来ることがあるとすれば、
『タラレバ話』に乗る方々は、資産形成に成功しません。
オープン開催(どなたでも参加可)資産形成セミナーは、
現時点、2022年以降の開催スケジュールが未定です。
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井上耕太事務所
代表 井上耕太