今日のテーマは『お金は馬鹿に預けてはいけない』です。
これは、『賢い人に預けろ!』ではないです。
賢い人に預けたとしても、減るときは減ります。
『投資』の世界では、どんなにこちらが賢くても、
テーブルの向こう側の人も賢いからです。
賢い人の攻めぎあいなので、勝つことも負けることもある。
しかし、『馬鹿に預ける』と確実に減ります。
これは何も投資の世界に限ったことではない。
普段の生活の中でも、
期待値が低く元本割れするような保険に、平気で入ったりします。
ただ単に、『数字』だけで見ている訳じゃないです。
『実質的に』減らしてしまうことも多々ある。
どういうことか??
例えば、ある家庭に余剰キャッシュが『500万円』あるとする。
すると、ファイナンシャルインテリジェンスが低い親が、
銀行や郵便局の『定期預金』に入れたりしてしまう。
これは、本来自由であるはずの『お金』を、
わざわざ自分で『不自由』にしてるということです。
満期は3年やったり5年やったり。
しかし、預け入れる時点では、
1$=80円とかの円高水準だったりする。
世界の通貨の中で、『日本円』がとても強い状況です。
そして、満期を迎えるときが1$=120円だったりしたら、、、
当初約6万$強だった預金が、満期では約4万$に。
見事に2万$も吹っ飛ばしてくれたりします。
この『不自由さ』の引き換えとして受けとるのは、
雀の涙ほどの利息です。まったく意味不明です。
僕が『お金のセッション』をしていて、
いつも不思議に思うことがあります。
それは『日本人は簡単にお金を失う』ということ。
稼ぐ方は一生懸命です。
わずか数万円程度の残業代を稼ぐために、
『自分のライフ=命』を削って働く。
これは、若い人達も、
50代くらいのおっさん達も変わりませんね。
それなのに、
それだけ『命』と引き換えに得た『お金』を、
上記の定期預金の例や、アホみたいな保険で、
すごく簡単にあっさりと失っている。
『お金』に関して、1番簡単なのは『失うこと』です。
『稼ぐ』ということも大切ですが、
ぜひ一度、ご自身の『守り』についても考えてみてください(^_^)