今日のテーマは、『上位8.4%の経済的自由人になるため、心掛けるべき2つのこと』です。
経済的観点で世の中は大きく2種類の人に分けられます。
シンプルに、お金に余裕のある人と、余裕がない人です。
不思議なもので、
『お金』は世間に数多あるツールの1つに過ぎませんが、
保有の有無により、私たちの人生に大差を生み出します。
私のように、
毎朝バタバタと支度して、慌しく出勤する必要性などなく、
家族との時間を最優先して過ごせるような存在は極めて稀。
また、
旅行やレジャー、帰省等のスケジュールを立てる際にも、
繁忙期を避けて、自由に決定できる人など皆無でしょう。
つまり、
経済的自由を手にするとは、他者に干渉されることなく、
自分の人生に主導権を取りもどすことを意味しています。
これまでも、
日本国内の富裕層に関する調査は数限りなくありますが、
代表的なのは野村総研が公表するニュースリリースです。
それによると、
負債を差引いた純資産として金融資産1億円超の世帯は、
2023年3月時点で約148.5万世帯存在しています。
直近の数字として、
日本国内の総世帯数は約5600万だと言われますから、
全体約2.6%が『富裕層』に該当することになりますね。
因みに、
これらの方々(純資産として1億円超)が保有している、
金融資産の総額は約365兆円に上ると言われています。
幸いなことに(?)、
資本主義の本場・米国ほど激しい格差は存在しませんが、
上位2%が2割の富を占有している現実は窺い知れます。
話を戻すと、
金融(純)資産5000万円をカットオフに設定すると、
約473.9万世帯が該当し、全体の8.4%に相当します。
もちろん、
純資産5000万円ほどでリタイアするのは無理ですが、
『経済的余裕がある』とは言えるのではないでしょうか。
実際、
日常でその金額が即座に必要になることはほとんど無く、
人生の岐路で、様々な選択肢を検討することが可能です。
それでは、
経済的観点で『上位8.4%』に入ることを目標とした時、
私たちが日常的に心掛けるべきことは何なのでしょうか。
それは大きく2つあります。
一つは、複数の収入源を確保することを意識・実践して、
収入全体としても常に底上げしていく可能性を探ること。
確かに、
インカムリッチとお金持ちは完全に相関していませんが、
収入が高くあれば、目標の実現に近付くことも事実です。
もう一つは、
もし仮に収入全体のベース・アップに成功したとしても、
安易に、生活レベル(コスト)を上げてしまわないこと。
以前からお伝えする通り、
本物の『お金持ち』ほどシンプルな生活を心掛けており、
豪華絢爛なパーティーのように派手な人生とは無縁です。
中には、
『お金は使うほど増える』と自己啓発の受け売りを宣う、
情報商材・セミナーの養分(カモ)となる方々がいます。
もちろん、
事業を営む経営者が、将来の『売上』を生み出すために、
適切な手法で資金投入しているのであればそれは正しい。
しかし、
一個人が自らの消費活動を活性化させてしまうとしたら、
単純に『お金を失う』という未来が待ち受けているのみ。
以前、
某・ユダヤ人の大富豪から聞いて、印象に残った格言は、
『お金を使うと減る事実を多くの人が理解しない』です。
初等教育で習う算数を、理解しない人が多数存在します。
間違っても、一攫千金を狙って飛び道具を求めないこと。
すべてに共通して『当たり前』を積み重ねることでしか、
『真の成功』に辿り着くことは有り得ないと実感します。
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昨年(2023年)よりセミリタイア生活に入っており、
今後の主催セミナー(オープン形式)の開催は未定です。
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*井上耕太事務所(代表)michiamokota0421@gmail.com
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井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太