今日のテーマは、『経済的自由を手にした人は得をして、不自由人は搾取しつづけられる』です。
直近一週間ほど情報配信をストップしましたが、少し早めの夏季休暇を取得して、家族で沖縄旅行をしていました。
昨年は第二子が誕生するタイミングと重なったためパスしたものの、沖縄への家族旅行は毎年この時期(6月最終週〜7月第一週ごろ)を狙って行くようにしています。
なぜこの時期なのか、その理由は大きく2つあります。
一つは、例年ゴールデン・ウィーク明けから始まる沖縄の梅雨は6月中旬ごろに明けることが多く、確率論として天候に恵まれる可能性が高いから。
また、7月中旬から8月、9月にかけては台風シーズンであることを考慮すると、一週間の滞在期間中を通して晴天になるのはこの時期以外にないのです。
実際、今回も目的地間の移動中や就寝中の深夜に豪雨に見舞われることはありましたが、日中の活動時間中は連日晴天で、天候を理由にキャンセルした予定は皆無でした。
そして、2つ目の理由も大きいのですが、世間一般の方々が夏季休暇を取得するタイミングを外して予約する方が、同じ行動をとるにしても断然お得に旅行が出来るから。
今回の滞在で掛かった費用は、家族4人、往復のフライトや宿泊代も含めて一週間で約50万円。
因みに、実際の負担額はその数字(50万円)から20万円ほどディスカウントされているのですが、そのカラクリを話すと話が逸れてしまうので他の機会に譲ります。
話を戻すと、リフレッシュ期間を快適に過ごすため宿泊ホテルは一定水準以上にしているものの、家族4人・一週間の滞在でその金額(約50万円)であれば納得の範囲内と言えます。
それでは、全く同じ条件(往復フライト・宿泊ホテル)で旅行したとして、2週間後の7月下旬、若しくは4週間後の8月上旬で実行する場合のコストはどうなるでしょうか。
実際に利用した某・楽天トラベルで条件を揃えて検索したところ、前者(7月下旬)は約75万円、後者(8月上旬)は約100万円と分かり易く金額がアップしていました。
わずか2週間遅れただけで1.5倍、4週間遅れたら2倍になるのですから驚異的なインフレ率です。
なぜ『沖縄』というエリアでこれほどの殿様商売が成り立つかと言うと、シンプルにその価格を提示しても求める人たちが多くいるから。
つまり、その時期(世間一般が夏季休暇を取得する7月下旬〜8月)しか渡航することが出来ない不自由人たちは、経済的自由人と比べて追加コストを徴収されているのます。
因みに、一般の方々の流れ(観光客が集中する時期)を外して旅行することの経済的な面以外のメリットは、美ら海水族館を始めとした代表的な観光スポットを訪れても比較的空いていること。
経済的自由人は、不自由な人たちが求められる追加コストを支払うことなく、更にはよりストレス・フリーに旅行を楽しんでいると言えます。
経済的に恵まれていても、得をすることを気持ち良く感じられるのは一般の方々と同じです。
同じ時間・同じ国に生きていたとしても、経済的自由人と不自由人では、まったく異なる世界を生きることになる。
今回の沖縄ステイを通しても、改めてその事実を実感することが出来ました。
井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太