今日のテーマは、『アンコントローラブルな事象に囚われない人が、人生において上手くいく』です。
昨日の公式ブログでは、
『想像以上に縮小する日本で理解すべきこと』と題して、
日本が直面する異次元レベルの少子化をご紹介しました。
少しだけ振り返ると、
先日、厚生労働省が公表した最新の統計データによると、
2023年の出生数(速報値)は年間75万8631人。
2016年、
初めて年間100万人割れして8年しか経過しませんが、
年平均3.6%のペースで減少し25万人が失われました。
もし仮に、
このペースが続けば2035年の出生数は50万人割れ、
洒落にならない、信じられない速度で少子化は進みます。
これについて、
国家として影響を受ける場面は多岐に渡ると考えますが、
経済的観点で言えば、1つは日本のプレゼンス低下です。
言うまでもなく、
人口数(居住者数)は、経済規模にも直結していますから、
少子化が長期化し人口減少が常態化すればそれも縮小する。
先日、
世界のGDPランキングで4位転落が話題になりましたが、
これからは後続集団に続々と抜き去られる時代が来ます。
それともう1つ、
私たち日本人に直結している、身近な重大問題としては、
年金・健保に代表される社会保障が機能不全に陥ること。
ご存知の通り、
どちらも現役世代が高齢者層を支えていく仕組みですが、
前述の通り少子化が進む日本では維持できるはずがない。
両制度とも、
そう遠くない将来にデフォルト(破たん)してしまうか、
懸命な延命措置で屍のように生かされるかどちらかです。
そして、
社会保障が機能不全に陥るという現実を突き付けられて、
私たちが、絶対に間違ってはならない選択が存在します。
それは、
制御のできないアンコントローラブルな事象に囚われて、
自らのやるべきことを見失い、建設的に行動しないこと。
予め、
1つだけ明言しておくと、日本の少子化は止まらないし、
必然、社会保障システムが好転することなどありません。
その状況で、
社会、政治に対して愚痴を言い続けるのは愚者の選択で、
無駄に時間だけ浪費されますが、何一つ解決はしません。
だからと言って、
間違っても、突然、神のお告げを理由に政治家を志して、
少子化問題を解決しようなどと考えないことを勧めます。
私たちに出来るのは、
今後、社会保障システムが機能しなくなることを理解し、
それをアテにしなくても良い、経済的準備を整えること。
古今東西、
仕事の出来ない人、人生において上手くいかない人ほど、
自らの制空圏の外、どうにもならない事で思い悩みます。
反対に、
人生をより良く展開していく人ほど、シンプルに考えて、
『建設的な行動』にフォーカスして問題を解決している。
果たして、今のあなたはどちらに属しているでしょうか。
重要なポイントだと考えるので、ぜひ振り返って下さい。
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2023年1月より【セミリタイア生活】に入っており、
オープン形式の【資産形成セミナー】の開催は未定です。
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井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太