今日のテーマは、『個人投資家がFX投資に手を出すのは、危険行為だと認識すること』です。
昨日の公式ブログでは、
『世の中が安易にFIREを語ることへの違和感』と題して、
資産形成が一朝一夕には行かないことをご紹介しました。
この辺り、正常な『思考回路』があれば当たり前のこと。
私はよく、
『自然の摂理』という言葉を用いてお伝えしていますが、
種蒔きをしてから、1日で収穫出来るはずがありません。
『ローマは一日にして成らず』の諺も周知されています。
しかし、
これらの『真理』に反して、一般的に、多くの日本人は、
『楽して、簡単に、短期間で儲けたい』と考えています。
直近、
某芸人が『投資詐欺』に巻き込まれた(?)事案などは、
それを象徴している、『典型的事例』かも知れませんね。
基本的に、
『1000兆円超』を現預金保有するデータが示す通り、
海外諸国と比較して『投資意欲』は高くない国民性です。
ただし、
いざ、資金を拠出するとなると、メーターが振り切れて、
『現実世界』と駆け離れた、壮大な『幻想』を抱きがち。
結果、
世界で最も『金融詐欺』に遭うというレッテルを貼られ、
海外諸国に対して、不名誉な『醜態』を晒すことになる。
昨日も触れましたが、
私自身、資産形成(投資)に対する考え方・スタンスは、
それをスタートした20代前半から終始一貫しています。
・大前提として、確率論・再現性という観点から考えて、
『市場を出し抜く』のは不可能だと認識していること。
・必然、市場に短期的に存在する(と言われる)歪みを、
他者より出し抜いて儲けようという考えもありません。
・市場平均を上回る超過リターンもそこまで求めてなく、
資本主義の恩恵に与り、経済成長相当の利益を享受する。
・1つの対象に対して、『投資にのぞむ期間』の目安は、
資金を拠出した時から『最低10年間』として考える。
・ターゲットリターン(目標利回り)は年率10%とし、
単年評価ではなく、上記期間の加重平均として求める。
簡単に要点を整理すると、上記のような表現になります。
これは、
宝くじを始めとした、公営ギャンブルと異なるのは勿論、
『1年で2倍』といった類の話とは、対極に位置します。
2022年、
年初から、世界的に低調を極める『株式市場』と裏腹に、
『為替市場』では、慌ただしい局面が継続していますね。
主要国通貨間で、
我らが『日本円』にひとり負けの状況が続くだけでなく、
基軸通貨・資源国通貨の強さが際立ち、輝きを放ちます。
そんな中、
多くの個人投資家が『短期的に得られる利益』を求めて、
勇猛果敢に(?)為替市場に繰り出していると言います。
彼らが狙うのは、
該当通貨の『値上り益』だけでなく、負ける通貨に対し、
ショート(空売り)ポジションを仕込むという戦略です。
これにより、
レバレッジを掛けた取引では、対出資総額として年初来、
『10倍超』の利益を得たトレーダーも話題になります。
しかし、
投資銀行や機関投資家と比較したとき『資金力』に劣る、
個人投資家の『為替市場』参入は、得策ではありません。
まして、レバレッジ取引など完全なる『自殺行為』です。
それは、
荒れ狂う濁流に『裸体』で飛び込んでいく行為に等しく、
流れる方向は、自らの意思で制御することが不可能です。
仮に、
潮流変化により、自らの『望まない方向』に向かっても、
大河の流れに翻弄されるのみ、飲み込まれて終わります。
現実世界でも、
毎年、多くの人が『水難事故』で命を落としていますが、
為替に潜む同様の『危険性』に多くの人が気付きません。
『楽して、簡単に、短期間で儲けること』を望まない事。
すべては、『当たり前』を認識することから始まります。
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対面・オンライン形式とも、現在、定期開催しています。
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