今日のテーマは、『大富豪のみが知る投資方法は、あなたの資産形成に有効か??』です。
先週末の公式ブログでは、
『金持ち父さんの投資ガイドはバイブルか?』と題して、
大富豪対象のそれが、一般人には無意味と紹介しました。
冷静に考えたら分かりますが、一般的な経済水準の人と、
保有資産『ビリオン超え』の人が、同じはずありません。
物ごとの見方、思考回路、生活スタイル、居住環境etc.
両者の間には、投資方法も含めて大きな乖離があります。
話を進めていく前に、先ず言葉の定義を整理しましょう。
一般的に、
『お金持ち』『富裕層』という言葉が示している水準は、
日本円換算、最低でも『1億円』の保有資産が必要です。
より正確には、
この水準(1億円)をギリギリ達成している程度ならば、
『一般人』のカテゴリーを抜け切れないことが現実です。
そこまで考慮すると、
海外の老舗プライベートバンクの紹介対象に入ってくる、
保有資産『5億円』を基準と定めておくほうが堅実です。
*因みに、金融資産からの融資(負債)は差し引いた額、
上記基準は『純資産』を示しているとご理解ください。
そして、
保有資産が『50億円』を超えてくると超富裕層となり、
必然、日本居住者であれば国税局からのマークも強まる。
さらに、
『大富豪』ともなると、格段に基準は高まりビリオネア、
円換算1400億円以上の方々が対象になると考えます。
翻って、日本の『現実』を直視するとどうなるでしょう。
2022年公表、
金融広報中央委員会の『家計の金融行動調査』によると、
日本人の平均貯蓄額は『約1150万円』と言われます。
ただし、
国民一様に『1150万円』を保有することは意味せず、
少数派のお金持ちが、平均値を大きく引き上げています。
実際、
同統計でも、中央値は『約250万円』だとされており、
国民の半数程は、それ以下の金額しか保有していません。
また、
他の統計でも保有資産が限りなく『ゼロ』に近い世帯が、
日本全体の『約20%』を占めることが判明しています。
それらを総合すると、
現在の日本では保有資産『1000万円未満』の方々が、
国民全体の『90%以上』をしめていると推測されます。
少しだけ冷静になって、思いを巡らし想像してください。
保有資産『1400億円』を超える方々が、一般人同様、
証券口座を開き、通常ステップで株を売買しているのか。
反対に、
保有資産として『1000万円未満』しか持たない者が、
『大富豪の投資法』を教えられて、有効活用出来るのか。
わざわざ解答は示しませんが、ご自身でご判断ください。
職業柄、同業者(?)の情報等もチェックしていますが、
大富豪の投資を教える等、馬鹿げたものも多い印象です。
『青い鳥』ばかりを追い求めず、自らの立ち位置を知り、
自分自身『必要なもの・情報』を見抜く能力も必要です。
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2023年1月より【セミリタイア期間】に入っており、
今後の【資産形成セミナー】の開催は、完全に未定です。
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井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太