今日のテーマは、『巷で横行するフィッシング詐欺から身を守るために有効な1つの方法』です。
タイトル通り、巷でフィッシング詐欺が横行しています。
典型的なものは、
銀行・クレジット会社を装ったメールで情報を盗み取り、
私たちが保有する資産を掠め取ったり、毀損させる手法。
日進月歩で高度化する為、正直、簡単には見抜けません。
その証拠に、
判断能力に衰えが見える高齢者がターゲットと思いきや、
働き盛りの20代、30代の被害者も急増しているとか。
特に、
何事においても『自分は大丈夫』と無条件に考えがちな、
オーバーコンフィデンス(*)な人は危ういと感じます。
(*オーバーコンフィデンス:つまり自信過剰のこと。)
恐らく、
読者の方々の中にも、フィッシングメールと気付かずに、
うっかり個人情報を登録しそうになった方々もいるはず。
私の元にも、
各種登録用にアカウントを作成した『捨てアドレス』に、
連日のように、フィッシングメールが複数届いています。
そのうち、
大半はセキュリティ設定で迷惑フォルダに直行しますが、
中には、稀に網を掻い潜って受信フォルダに届く強者も。
幸いなことに、
私自身、これまで個人情報を入力した経験はないですが、
回避できている理由は、大きく次の2つが挙げられます。
1つは、
疑り深く慎重派で、簡単に他人を信用しない性分と(笑)
アナログ人間が故、ネット上の情報入力に不慣れなこと。
もう1つは、
決済手段をコントロール可能な範囲に限定しているため、
大半のフィッシングメールを即見抜くことが出来るから。
皆さんにオススメしたいのは、当然ながら『後者』です。
最近では、
テクノロジーの発展により、決済手段は多様化しており、
意識しなければ取引金融機関を含めて無尽蔵に増えます。
しかし、
それ(決済手段の多様化)による利便性と裏表の関係で、
私たちが背負うことになるリスクも確実に存在している。
ご存知の通り、
お金を扱う際の基本は『入』と『出』を正しく把握して、
自らがコントロールできる範囲内でやり繰りする事です。
その上で、
決済手段・取引金融機関を無制限に増やして行くことは、
『お金をコントロールすること』から逆行する行動です。
それが出来ない人間が、経済的に恵まれることなどない。
ちなみに、
私自身、用途別にメガバンク・ネットバンクを2行ずつ、
クレジットカードも同様に用途別3種に限定しています。
原則として、
サブスクは利用しておらず、時々驚かれてしまいますが、
某・アマゾンのプライム会員になったことは一度もない。
それでも、
不思議なことに、プライムのアカウント凍結を警告する、
同社を装ったフィッシングメールは頻繁に来ますが(笑)
あらゆる物事に共通して、
『リスク』は完全にゼロに収斂することは出来ませんが、
自らの対策と行動によって、低減させることは可能です。
加えて、
常に、自らに対してもプラスの意味で疑う視点をもって、
客観視する習慣を体得しておくことも重要だと考えます。
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昨年(2023年)よりセミリタイア生活に入っており、
今後の主催セミナー(オープン形式)の開催は未定です。
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井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太