今日のテーマは、『あなたは、保有資産の見えない目減りに気付いてますか??』です。
私も含めて、
直近、多くの方々の『円建資産』が目減りしています。
仮に、
金融機関に100万円預け入れていたら約10万円が、
預金額が1000万円なら100万円が吹き飛ぶ計算。
それだけ、『実質的価値』が減少しているということ。
果たして、何のことを言っているか、分かりますか??
先日から、
複数回テーマとして取り上げる『良くない円安』です。
3月上旬、
対米ドルで『115円』付近を推移した為替レートは、
現時点『130円』に肉薄する所まで下落しています。
単純計算、対米ドルで10%の価値が引き飛びました。
2022年現在、
世界の基軸通貨は『米ドル』に定められていますから、
資産形成を実行する上でも、それを基準とすべきです。
予てから、
島国特有の気質もあってか、我々日本人という民族は、
『日本円』を、地球上で、唯一無二の通貨と考えがち。
もしかすると、
新型コロナ・ウイルスの出現により、往来が規制され、
2020年以降、傾向は強まっているかも知れません。
しかし、
『モノ』『カネ』の国境を跨いだ移動は起こっており、
日本人も海外諸国と密接に繋がりながら生活している。
特に、
『エネルギー』『食料』の海外依存が高い国において、
金融分野でも、海外を意識することは必要不可欠です。
話を戻すと、
基軸通貨に対して価値を下落させる『日本円』ですが、
そもそも、目下『米ドル』本体が価値を下げています。
それは、
メディアを通して伝わる『物価上昇』が証明しますが、
それを考慮すると、日本円の価値は更に減少している。
コロナ危機以降、
世界各国が協力して『金融緩和』を推し進めたことで、
株式市場は堅調を維持し、日本市場も恩恵を受けます。
ここ半年程は、
一時期より『過熱感』は落ち着いてきたと言えますが、
NISA、iDeCo等、含み益を抱えられる方も多いはず。
しかし、
日本円で『数字上』積み上げた利益も、冷静に見ると、
米ドルに換算した時、利益は驚くほど小さくなります。
前述の通り、
日本人は、無意識に『日本円』を軸として考えますが、
この思考回路は、長期的視点では、大きなリスクです。
投資の神様、
ウォーレン・バフェットは、インフレーション進行を、
(通貨価値下落による)見えない目減りと表現します。
今回の場合、
厳密には異なりますが、日本円を母国通貨とする国で、
対米ドルの『見えない目減り』を意識することは重要。
もしも、
あなたが、将来的に『経済的自由』を実現したいなら、
狭い世界に囚われることなく、広い視野が必要になる。
そして、
変数を意識し、『見えない目減り』を察知する能力は、
必要不可欠なものだと考え、私自身も実践しています。
あなたは、資産が減少したことに気付きましたか??
『お金』に対してセンシティブな感覚を持ちましょう。
オープン開催(どなたでも参加可)資産形成セミナーは、
現時点、2022年以降の開催スケジュールが未定です。
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井上耕太事務所
代表 井上耕太