今日のテーマは、『2022年以降の資産形成(投資)は、波乱を常態として取り組むこと』です。
人というのは、
勇気を奮い立てて『資産形成:投資』に取り組むものの、
何より優先して『損をしたくない』と考える生き物です。
日本人の場合、
これが『1秒たりとも』の枕詞がつく異常レベルとなり、
『度』を超えた執着心が、皮肉にも視野を狭めてしまう。
その結果、
ロジックとして成立し得ない元本保証詐欺に引っ掛かり、
元本が保証されるどころか、出資金のすべてを失います。
何ごとにも、適切な『度合い』があるということですね。
それでも、
私自身、資産形成(投資)に取り組むプロセスにおいて、
なるべくマイナス評価は受けたくない気持ちは同じです。
もし仮に、
自ら資金拠出してから、投資対象となるものの評価額が、
出資元本を下回らず、上昇の一途だったら幸せですよね。
しかし、
敢えてお伝えしなくても、賢明な皆さんはご存知の通り、
未来永劫、右肩上がりで上昇し続ける相場はありません。
それは、過去はもちろん、未来についても同じことです。
要は、誰しも、資産形成(投資)に取り組むのであれば、
相場の『変動』は受け容れなければならないということ。
いや、
2022年以降の世界経済を考えた時、これまで以上に、
市場はランダム性(不規則さ)を増すのかも知れません。
20世紀、
明確に区別された『好況』と『不況』の境界がなくなり、
相反する『2つの状態』がミックスされたまま進行する。
それは、『波乱』を定常状態とする、新しい考え方です。
以前からご紹介する通り、
欧米諸国では、歴史的インフレ・物価上昇を抑制する為、
猛烈なスピードで政策金利の『利上げ』が続いています。
これは、市場取引の全ての金利が上がることを意味する。
事実、
フレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)公表によると、
現行、米国内の不動産ローン固定金利は『6%』を突破。
これは、
2008年以来となる高水準で、前回記録の14年前は、
サブプライム危機の渦中ですから、ヤバさが分かります。
それでも、
住宅販売価格の下落幅は、限定的な範囲と見られており、
『リスク』を孕みながら、暫くの間『活況』が続きます。
来年(2023年)以降も、
覇権国・米国が主導する、政策金利の『利上げ』は続き、
主要先進国も追うことから、経済成長の見通しは悲観的。
世界銀行の公表によると、
世界経済は、1970年以降で最も急速に減速しており、
リセッション(景気後退)突入の可能性が高いのだとか。
それでも、
膨張を前提とする『資本主義』の世界に生きる私たちは、
一時的な『下落』も受け容れて、進まなければならない。
マーク・トウェイン(*)の言葉を紹介して終わります。
*『トム・ソーヤーの冒険』で知られる、米国の著作家。
10月は、株式投資で賭けをするのに最も危険な月です。
ほかにも危険な月は、7月、1月、9月、4月、11月、
5月、3月、6月、12月、8月、それと、最後に2月。
アップダウンを受け容れるしか、成功の道はありません。
オープン形式(どなたでも参加可能)の主催セミナーを、
対面・オンライン形式とも、現在、定期開催しています。
——————————————————————–
■10/25(火)将来のお金の不安が2時間で解決するセミナー@大阪・梅田■
■10/26(水)将来のお金の不安が2時間で解決するセミナー@オンライン■
*集合形式 / オンライン形式とも、9月は開催しない為、
翌月(10月)の開催分を掲載させて頂いております。
——————————————————————–
*オープンセミナーは予告なく終了の可能性があります。
受講希望される方は、有効活用して頂けたら幸いです。
*個人面談受講を希望される方は、直接ご連絡ください。
*井上耕太事務所(公式)michiamokota0421@gmail.com
井上耕太事務所
代表 井上耕太