今日のテーマは、『トップから腐敗してしまったこの国に、期待することは無いと知ること』です。
連日、自民党を巡る政治資金の裏金問題で揺れています。
パーティー収入を過少申告(若しくは完全無申告)して、
所属議員にキックバックする形で裏金を作っていた問題。
メディアで報道される内容を見ると、システム化されて、
長年、習慣化されたものだったことが分かると思います。
決して『収支報告の間違い』レベルの話ではありません。
議員間で最小数万円〜最大数千万円まで差がありますが、
共通点としては、その収入を表向き計上しなかったこと。
今後も東京地検特捜部の捜査次第で数字は膨張しますが、
直近5年間に限っても総額5億円を超えると言われます。
これを受けて明日14日にも松野博一官房長官を筆頭に、
閣僚数人を一斉交代させるという事案に発展しています。
しかし、
今回の裏金問題は、国民サイドももちろん見透かす通り、
自民党の一派閥に限定された特殊な事案ではありません。
実際、
本来であれば、監督する立場にある岸田文雄首相自身も、
政治資金に関して過少申告が指摘されている粗末な為体。
昨夜、
記者団の質疑に応答する、首相本人の映像を見ましたが、
余りにも無責任、どこまでも他人事な答弁に興醒めです。
恐らく、
この人の顔を見ただけで不快感を抱く国民も多いですが、
その点では迷惑系ユーチューバーと同類に属しています。
不思議なことに、
民間企業・一般人が実行すれば、逮捕案件となる犯罪も、
政治家が対象となると修正申告だけで済まされてしまう。
一般常識・倫理観が完全に狂ってしまったオジサン達は、
引責辞任が自らに課される最高刑罰と勘違いしています。
以前から、『悪』はどんどん巨大化して閾値を超えると、
摩訶不思議にも『善』へと転換すると指摘してきました。
今回の裏金問題も、それを象徴する典型例だと感じます。
実際、岸田首相は自らの進退にすら触れていませんよね。
あくまで最後まで『知らぬ存ぜぬ』を貫き通す方針です。
この辺り、私たち国民には理解できないポイントですが、
政治家は、悪いなどと全く考えていないのだと感じます。
しかし、
私たち国民も、そこまで世間知らずの子供ではないので、
彼らの言葉など信用せず、冷めた視点で見ていますよね。
正直、裏金報道も『然もありなん』というのが本音です。
それが前提・根底にあるので、ハリボテの少子化対策も、
健康保険・年金の制度改革も、どうでもいいと感じます。
首相がすげ替えられようとも同じことが繰り返されます。
トップから完全に腐敗してしまっているこの国・日本に、
『期待できること』など存在しないという事を知ること。
私たちは自ら責任持って人生を切り拓くしかありません。
——————————————————————–
2023年1月より【セミリタイア期間】に入っており、
今後の【資産形成セミナー】の開催は、完全に未定です。
*ビジネスに関するお問い合せは、直接ご連絡ください。
*井上耕太事務所(代表)michiamokota0421@gmail.com
——————————————————————–
井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太