今日のテーマは、『日本国の途上国化は、既に完了してしまったのか??』です。
昨日の公式ブログでは、
『75年の時を経て、日本と米国の国力差は埋まったか??』と題して、
経済活動が回復しつつある米国と、我らが日本の対比をご紹介しました。
今から約75年ほど前。
凡ゆる点で、『勝算』など見当たらない状況において、
日本は『第二次世界大戦』開戦へと追いやられました。
当然、
多くの『天才』が存在していた大日本帝国においても、
勝てない戦という事は、百も承知だったと予想します。
決して、自ら望んで、突き進んだ訳ではないはず。
きっと、私たちに『想像し得ない理由』がありました。
ただ、
あれから、1世紀近くの『時間』が経過した2021年に、
当時のような、物理空間での『世界大戦』は起こりません。
確かに、
未だに、軍事力強化に予算を注ぎ込む海外諸国は多いですが、
それらを、現実世界で使用する事は間違ってもないでしょう。
実際にそんなことしたら、地球は、何回壊れても足りません。
21世紀以降、
世界の覇権争いは、『力にものを言わす』古典的手段ではなく、
『経済力』や『ミエナイチカラ』によって優劣が付けられます。
繰り返しますが、
中国が、米国本土に『大陸間弾道ミサイル』をぶっ放したり、
反対に、それを米国が、中国に向けて発射したりもしません。
そんな事したら、全てが、一瞬で『詰んで』しまいます。
効率的な戦い方を示す、『ゲーム理論』を展開する上でも、
『ゲームが、永続的に続けられる事』が前提条件ですから。
話を戻すと、
昨年、『新型コロナ・ウイルス』出現以来の経過を見ると、
両国(日本・米国)の国力差は、全く埋まってはいません。
一時、
覇権国・米国は『感染大国No. 1』の汚名を襲名しましたが、
その後、『ワクチン開発』での一人勝ちはご存知の通りです。
予めお断りしておくと、私自身、決して、
ワクチン接種『肯定派』ではありません。
かと言って、医療分野は専門領域外の為、
『否定派』というわけでもありませんが。
個人的には、自らが摂取することは気が引けますが、
摂取希望者の方々を、否定する立場にないという事。
ただ、『国力』を示す1つの指標としては十分と考えます。
昨日の記事中でも、
片や、ボールパーク来場者に無予約・無償提供できる環境と、
優先接種対象者にすら、行き渡らない『差』を紹介しました。
子どもの頃から、私たちが『先進国』だと思っていた国で、
『必要なもの』が手に入らないということがあるんですね。
仮に、
海外の先進諸国間も、同様に不足するなら仕方ないですが、
どうやら、実際の状況は、それとは異なっているようです。
『国家別:ワクチン接種ランキング』に準ずるものが存在しました。
国民全体『100人当り』の接種回数をランキング化したものです。
それによると、
ランキングトップは『イスラエル』『UAE』等のお金持ち国家で、
ワクチン開発能力は皆無ながら、獲得・購入能力は群を抜きます。
それに続くのが、
『米国』『英国』等、表向き、世界の覇権を握るワクチン開発国で、
100人あたり接種回数は、もう直ぐ『80回』を射程圏に捉える。
その他の欧州勢も、
前述の『上位グループ』からは、少し水を開けられているものの、
ドイツ、フランス等のそれも、『40回』付近を推移しています。
EU(欧州)全体の平均値も、同じような数字でしょうか。
その後は、
『エマージング・マーケット』に分類される面々が続きますが、
正直、最初は『日本』を除いたランキングと思っていたんです。
そうしたら、、、、。
最後の方に、『驚愕の事実』を突き付けられました。
日本における、100人あたりのワクチン接種回数は、
何と、OECD加盟国間で最下層に位置する『約3回』。
確か、
今回のワクチンは、複数回接種だったと記憶しますから、
国民全体の『1%程度』しか行き渡っていない計算です。
そら、メディアでも『足りない!』報道されますわな。
因みに、
日本と同水準の国家を見てみると、1つ上は『北マケドニア』で、
下位には『エスワティニ』『ガーナ』『ルワンダ』がつづきます。
すいません、、、、。
ランキング前後の国家名は、今、人生で初めて認識しました(涙)
決して間違って伝わって欲しくないのは、同水準の国々が、
国家として『劣っている』と認識している訳じゃないこと。
ただ単純に、1つの事実として、現在の日本が、
そのポジションに位置しているということです。
昨日(5月5日)、
米国・バイデン大統領は、ワクチン開発した製薬企業に対して、
その『特許権』を一時的に放棄する事への支持を表明しました。
現時点、
該当する製薬各社から反発もあり、本決まりはしていませんが、
背景には、『途上国』における供給不足が理由だとしています。
本当の意味での、欧米の『先進国』はある程度確保できたので、
『あとは、途上国にも恵んでやろうよ』という感じでしょうか。
G20は勿論、G7にも参加しておきながら、この様です。
日本国の【途上国化】は、既に【完了】してしまっているのか??
私たち日本国民も、その辺り、冷静に判断する必要があると考えます。
定期開催する『資産形成セミナー』は、2021年以降についても、
『リアル(大阪)/ オンライン(Zoom)』を並行して開催します。
——————————————————————–
■5/26(水)将来のお金の不安が2時間で消えるセミナー@Zoom■
■5/28(金)将来のお金の不安が2時間で消えるセミナー@大阪・梅田■
——————————————————————–
また、
『オンライン開催』については、『リアル開催』の場合と異なり、
ご希望頂いた方への『1対1:個別受講』も対応させて頂きます。
(*この時期限定のご対応です。)
その場合、
通常開催(集合セミナー形式)より『濃い』情報をご提供出来ますので、
受講希望される方は、この機会を、ぜひ有効活用して頂けたら幸いです。
(*予告なく終了する場合もありますので、ご了承下さい。)
——————————————————————–
■5/26(水)将来のお金の不安が2時間で消えるセミナー@Zoom■
■5/28(金)将来のお金の不安が2時間で消えるセミナー@大阪・梅田■
——————————————————————–
*上記ご案内ページにアップする日程以外をご希望の方は、
下記アドレスまで、直接お問い合わせ頂けたら幸いです。
*井上耕太事務所公式:michiamokota0421@gmail.com
井上耕太事務所
代表 井上耕太