今日のテーマは、『日本に固執し続けることは、21世紀における最適化戦略なのか??』です。
国内外の移動が続いたため、約半月ぶりの情報更新です。
2014年に公式ブログを開始して以来およそ10年間、
ここまで長い(?)ブランクがあった記憶はありません。
感覚的に、多少のリハビリが必要なことは否めませんが、
本日から情報配信をリ・スタートしていこうと思います。
冒頭1つの質問から入ります。
あなたは生まれ育った『日本』に固執していますか??
もちろん、
私自身、『日本』という国には特別な愛着がありますし、
年齢を重ねる毎に『日本人』としての誇りも強まります。
また、
コロナ禍明け、3年半ぶりに海外渡航を再開したことで、
治安、食文化、生活環境の素晴らしさも再認識している。
頭ごなしに『日本』を否定することは決してありません。
しかし、
こと『金融』という観点では、愛着心を持ち過ぎる余り、
固執してしまうことは『リスク』だと感じられるのです。
先日、
金融都市・香港において、金融機関に立ち寄った場面で、
そこに提示されていた定期預金の利率に目を疑いました。
現地では、
金融機関により、若干の数字(運用利率)の差こそあれ、
香港ドル建で定期預金は『年率5%台』が標準的な水準。
仮に、
原資として『1億円』預け入れることが出来たとすれば、
生み出される利息は、年間で『500万円』に達します。
単純計算、月換算すると『40万円』支出できるレベル。
華美過大な生活は無理なものの、質素なFIREの達成です。
恐らく、
ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、2023年現在、
『香港ドル』は『米ドル』と固定レートで紐付けられる。
米国の政策金利が、
現時点で『5.00ー5.25%』のレンジにあることは、
以前から、公式ブログでも繰り返しご紹介してきました。
それを考慮すると、
香港において『香港ドル建て』の定期預金の運用利率が、
『年率5%』で提示されていても不思議ではありません。
しかし、
『百聞は一見にしかず』なる言葉は、真実を示しており、
実際に目の当たりにして初めて、実感したのも事実です。
翻って、
『東洋のガラパゴス』と評される日本においては、現在、
普通預金金利が『0.001%』と異次元のレベルを記録。
更に、
某メガバンク提供の大口定期(1000万円以上)でも、
提示される金利は税引き前のもので『0.002%』です。
*参考資料:https://www.smbc.co.jp/kojin/kinri/yokin.html
これは、
税金を考慮すると、実際には『0.00158%』となり、
原資『1億円』に対する年間利息は『1580円』です。
前述の数字(5%)と比較して、およそ3164分の1。
果たして、どちらが『魅力的なオファー』か問われれば、
それに対する回答は、火を見るより明らかだと考えます。
日本に固執しつづけることは、今後も『最適化戦略』か。
情報・思考回路のアップデートは、必要かも知れません。
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2023年1月より【セミリタイア期間】に入っており、
今後の【資産形成セミナー】の開催は、完全に未定です。
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*井上耕太事務所(代表)michiamokota0421@gmail.com
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井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太