あなたは、低いレベルの【基準値】に慣れ切っていませんか??

今日のテーマは、『あなたは、低いレベルの基準値に慣れ切っていませんか??』です。

 

 

日本に古くから『朱に交われば赤くなる』の諺があります。

 

 

ご存知の通り、

 

 

日常的に交わる友人・人間関係に大きく影響を受ける形で、

その本人の『人間的特性』も決まってくるという意味です。

 

 

元々、

 

 

人間は、周囲の影響を受ける性質を、本質的に持っており、

感化のされかた次第では、善にもなれば、悪にもなります。

 

 

それ程、普段からの交友関係や、置かれた環境は重要です。

 

 

これとは異なりますが、

 

 

『朱に交われば赤くなる』の言葉をご紹介する時、私には、

同時に『茹でガエル』という言葉も想起されることがある。

 

 

こちらは、

 

 

変温動物であるカエルが、水温の緩やかな上昇に気付けず、

遂には茹で上がって、死に絶えてしまうことを意味します。

 

 

厳密には、

 

 

両者の意味する所は異なりますが、周囲から影響を受けて、

徐々に、徐々に、変化が齎されることが共通点でしょうか。

 

 

兎に角、

 

 

私も含めて、読者の皆さんも、周囲の環境に影響を受けて、

それぞれのスタンダードが決定しているとご理解ください。

 

 

そして、

 

 

問題があるとすれば、それは、低レベルの基準値に慣れて、

自らが抱える『根本的課題』に気付かなくなっていること。

 

 

30年前、

 

 

プロ野球・阪神タイガースには『暗黒期』がありましたが、

『負け癖』が染み付いた人間の意識改革は、至難の業です。

 

 

それは、

 

 

日本が誇る名将(知将)野村克也さんを監督に招聘しても、

3年連続の『最下位』を記録したことにより物語られます。

 

 

話を戻すと、

 

 

定期公表される『全国家計構造調査』の最新版を紐解くと、

金融資産保有額における、全体平均は『約1280万円』。

 

 

単純計算、

 

 

日本国民全体の『平均的な基準』として、金融資産保有は、

世帯ごとに『1280万円』程であるというのが事実です。

 

 

この数字について、どのように感じるかは個人の自由です。

 

 

因みに、

 

 

同調査において中央値は『650万円』と記録されており、

金融資産保有額として、現実の数字に近いのはこちらです。

 

 

何故なら、

 

 

『平均値』は、日本全体の総和を人数で除したものであり、

『中央値』は、順位が真ん中の人間が保有する金額だから。

 

 

つまり、

 

 

日本国内全体において、世帯毎の金融資産保有額としては、

大方『600万円』ほどに集約されているということです。

 

 

問題なのは、

 

 

同調査で、金融資産ゼロ世帯も『10%』報告されており、

100万円未満世帯も含めると『23%』まで上昇します。

 

 

ストレートに言うと、

 

 

現時点、辛うじて『先進国』に分類されている日本国でも、

全体『4分の1』に相当する世帯が綱渡り経営しています。

 

 

もしかしたら、『困窮世帯』の表現が正しいかも知れない。

 

 

大和総研の試算によれば、

 

 

保有金融資産の格差を示す『金融資産ジニ係数』の数字は、

日本経済が頂点を記録した1989年以降、一貫して上昇。

 

 

全体で『0.66』、2人以上世帯で『0.61』を記録し、

格差の極大を表している『1』へと確実に近付いています。

 

 

因みに、

 

 

皆さんも、気付かれていると思いますが、先ほどの中央値、

『650万円』という保有資産は、全く安泰でありません。

 

 

2年前、

 

 

『老後資産2000万円』問題が巷で話題になりましたが、

年代により違いあれど、その達成は厳しいものになります。

 

 

そもそも、

 

 

『老後資産2000万円』は、安泰でも何でもないですが、

最低基準すらクリア出来ない事が、絶望的に感じられます。

 

 

2019年、

 

 

会社員の方々の平均年収は、30年前から代わり映え無く、

令和の時代も『436.4万円』と低空飛行を続けています。

 

 

確かに、

 

 

『健康で文化的な最低限度の生活』を送るなら良いですが、

『資産形成』という観点で、この収入レベルは正直キツい。

 

 

ただ、

 

 

客観評価としては、壊滅的なレベルに感じてしまう状況も、

『朱に交われば』の精神で、不感症に陥っている可能性も。

 

 

『周りの人間も、そんなもんだから、自分自身も大丈夫』

 

 

和を以って尊しとなす日本国民の、大半を占める方々が、

『赤信号、皆で渡れば』精神でそう考えているでしょう。

 

 

先ずは、自らのヤバさ(リスク)を適切に評価すること。

 

 

基準値を上げなければ、顕在化した時点で終焉ですから。

 

 

定期開催する【資産形成セミナー】は、2021年以降、

【リアル(大阪)/ オンライン】と並行して開催します。

 

 

——————————————————————–

■12/21(火)将来のお金の不安が2時間で消えるセミナー@オンライン■

****セミナーご案内ページはこちら*****

 

■12/22(水)将来のお金の不安が2時間で消えるセミナー@大阪・梅田■

****セミナーご案内ページはこちら*****

——————————————————————–

 

 

また、

 

 

【オンライン開催】は、【リアル開催】の場合と異なり、

ご希望者に【1対1:個別受講】も対応させて頂きます。

*この時期(コロナ禍)限定、臨時的なご対応です。

 

 

その場合、

 

 

通常開催よりも、【濃い情報】が提供可能ですので、

この機会を、ぜひ、有効活用して頂けたら幸いです。

*予告なく終了する場合もあります。ご了承下さい。

 

 

——————————————————————–

■12/21(火)将来のお金の不安が2時間で消えるセミナー@オンライン■

****セミナーご案内ページはこちら*****

 

■12/22(水)将来のお金の不安が2時間で消えるセミナー@大阪・梅田■

****セミナーご案内ページはこちら*****

——————————————————————–

 

 

*上記ご案内ページにアップする日程以外をご希望の方は、

 下記アドレスまで、直接お問い合わせ頂けたら幸いです。

*井上耕太事務所公式:michiamokota0421@gmail.com

 

 

井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

【クライアント】
・経営者、医療従事者(医師、看護師、薬剤師 etc.)、会社員(上場企業勤務、若しくは、年収500万円以上)

【活動理念】
・自らの情報提供・プラン提案により、クライアントさんの【経済的自由】実現を初志貫徹でサポートする。

■詳細なプロフィールはこちら■
https://michiamokota0421.com/profile