今日のテーマは、『あなたは、果たして順当にリタイア出来るだろうか??』です。
年の瀬慌しく過ぎ去り、本日はクリスマスイヴですね。
きっと、遅い時間に更新しても、誰も読まない(笑)
私も後の時間で予定もあるので、さらっと書きます。
先日、
厚生労働省は『健康寿命』の最新値を公表しました。
それによると、
2019年時点、男性のそれは『72.68歳』まで、
女性のそれは『75.38歳』まで伸びたとの事です。
念の為説明すると、
『健康寿命』は、介護を受けたり寝たきりにならず、
日常生活を、独力で送ることが出来る期間の事です。
誰しも、
老後も『他人の世話になりたくない』と考えますが、
現実問題として、リミットは存在しているようです。
一方、
『平均寿命』はそれより長く、男性で『約81歳』、
女性は『約87歳』と世界トップクラスを誇ります。
一昔前から、
『長生きリスク』という言葉が使われ始めましたが、
長寿世界一の日本が、最も深刻な問題に直面します。
ちょうど2年前、
金融庁WG発表の数値では、順当にリアイアした後、
年金ギャップは2000万円規模存在するとのこと。
簡単に説明すると、
モデルケース世帯の年金収入と、生活支出の差額は、
月々『5万円』という軽微な額ながら存在している。
それが、
年間(12ヶ月)では『約60万円』の差額となり、
約30年間積み重なると『2000万円』まで到達。
つまり、
退職時点で、最悪でも世帯合計『2000万円』程、
保有資産がないと、リタイア出来ない事になります。
ただ、
この数字は、『現実問題』としては正確ではなくて、
年金受給減額、貨幣価値減少を考えるとより深刻に。
更に、
連動する形で長期的に起こる物価上昇も考慮すると、
『2000万円』では到底足らない事が分かります。
その辺り、
各パラメータ(変数)を現実的なレベルで考えた時、
概算で『5000万円』ほどが必要になるでしょう。
ここまで到達して、『普通の生活』が送れるのです。
聖なる夜に、気分を沈めてしまって申し訳ないです。
ただ、現実逃避するには、打ってつけの日ですよね。
もう少し話を進めると、
上記で示した『5000万円』という資産の基準は、
果たして、預貯金という手段で達成可能でしょうか。
もしも、
あなたが20代や、30代前半の若い年代であれば、
一見、『達成可能』のように見えるかも知れません。
しかし、
シンプルに分解すると、なかなか厳しいものがあり、
多くの方々は『達成不可能』という事が分かります。
例えば、
『月額10万円』という金額を振り分け預金すれば、
『年間120万円』という金額を貯めることが可能。
一般的な水準で考えて、かなり頑張っていますよね。
20代で『月10万円』残せる人は、相当立派です。
ただ、
この手段で『5000万円』基準をクリアするには、
その生活を『40年間』継続する必要が出て来ます。
勿論、
結婚や出産といったイベントのほか、日常の楽しみ、
娯楽・レジャーも全放棄した人生なら可能でしょう。
しかし、
そのような人生を送ったところで、楽しみなどなく、
何の為に生きているのか、大人迷子になりそうです。
だからこそ、資産形成(投資)しなければいけない。
もし仮に、
資産形成(投資)という手段を取り入れるとしたら、
時間は掛かりますが『5000万円』は射程圏です。
例えば、
先ほどの半分の基準『月額5万円』という金額でも、
25年間、年率8%平均で運用できれば達成できる。
決して簡単と言いませんが、可能性は出て来ました。
主催セミナーで、いつもお伝えする言葉があります。
『資産形成しないことは、人生を放棄していること』
果たして、あなたは順当に『リタイア』出来ますか??
資産形成していなければ、現実的に厳しいでしょう。
具体的アクションしなければ、何も変わらないので、
ぜひ、このタイミングで振り返る事をお勧めします。
オープン開催(どなたでも参加可)資産形成セミナーは、
現時点、2022年以降の開催スケジュールは未定です。
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井上耕太事務所
代表 井上耕太