今日のテーマは、『過去最大の【新規発行国債:112兆円】は、何を意味するのか??』です。
昨日から、東京に来ています。
勿論、今年(2020年)に入ってからは『初』になりますが、
東京在住のクライアントさんに、直接お会いできて嬉しいです。
ただ、
ここに来て、全国的な感染再拡大と、医療現場逼迫が深刻化し、
各地でも【Go To】関連事業が、独自判断で中断されることに。
東京も、
数日後から年明けまで、自粛要請が再スタートするようで、
通常よりもずっと、落ち着いている雰囲気が漂っています。
普段であれば、
街全体として『クリスマス・ムード』に包まれる季節、
街中の人通りも、いつも以上に多くなる時期ですよね。
しかし、
今日は、東京都心・日本橋周辺での仕事ながら、
ラウンジ等でも優雅に面談が進められています。
そんな中、
またしても、日本政府から『衝撃的な報道』が出て来ましたよね。
と言っても、時の日本政府に『全責任』を背負う訳ではないですが。
『2020年度:新規発行国債、過去最大更新の112兆円超』
ネット・ニュース等でも『速報』が流れていたので、当然、
賢明な日本国民の皆さんは、チェックしていると思います。
明日(12月15日)、
閣議決定する『第3次補正予算案』において、新規国債発行額は、
前人未到の『112兆円』という(超)巨額領域へと突入します。
これまで、
単年度発行額として、『最大』となっていたのは2009年度、
前年に発生した『サブプライム・ショック』から再起を懸けて、
財政出動が行われていた際の『約52兆円』でした。
そして、
今回、『新型ウイルス』の出現により、更なる苦境に陥った結果、
この最大額を『ダブル・スコア』で上回る金額を発行することに。
もはや、規模が巨大過ぎて『理解』が出来ないですね(笑)
単年度に限れば、『仕方がなかった』のかも知れませんが、
いよいよ、日本国の『累積債務』もヤバくなって来ました。
しかし、
元々の問題として、これまでも『日本国』の運営(経営)が、
恒常的に続く『借金体質』により成立していた事も問題です。
コロナ前、
2020年度:新規国債発行額として想定されていたのは、
例年通り(?)となる『約32.6兆円』という金額でした。
それが、
感染拡大による『コロナ禍』到来で、2度ほど補正が行われて、
いつの間にか『約90.2兆円』規模まで、急激に膨張します。
そして、
今回、『3次補正』が行われようとしている訳ですが、
一般会計予算として新たに『19.2兆円』を計上予定。
更に、
当初の想定(約63兆円)から『税収』が落ち込んだことも、
新発国債額の『増額』に、8兆円規模のダメージを与えます。
原則、
『税金』とは、『お金の移動』に伴い徴収できるシステムですから、
今年のように、『人の流動性』が抑制されたら、必然、減少します。
ただ、
前述の通り、日本国の『借金体質』は今年限定の課題では決してなく、
2000年以降、年度平均・国債発行額は『36.6兆円』と巨額です。
つまり、
『新型ウイルス』に関係なく、毎年、毎年、改善されることなく、
『40兆円』規模の借金を繰り返しながら、運営されていました。
そして、
なかなか、『厳しい状況』が待ち受けていると感じるのは、
恐らく、来年も大きな挽回チャンスはやって来ない事です。
お気付きの通り、
『個人レベル』であれば、ここまで自己管理が出来ない人間に、
『お金』を貸すような『お人好し』は存在するはず有りません。
理由は、
シンプルに、その人物には『返済能力』が無いからです。
『寄付(お布施)』感覚であれば、まだ理解できますが、
間違っても、正式な『貸借契約』は締結できないですね。
しかし、
その対象規模が『国家』というレベルまで引き上げられると、
突然変異的に、様々な物事が『可能』になるから不思議です。
ただ、
1つだけ『変更点』が無いとすれば、それは、
この累積債務が『返済不能』ということです。
ロジックとしては、
『信用リスク』が高まったと判断された『債権』は、
『取得したい!』と考える人間などは居ませんから、
必然『利回り』が急騰して市場にサインを発します。
本来、
『日本国債』にも、この『原理・原則』は適用されるはずなのですが、
中央銀行による『金融マジック』が絶賛開催中の為、反映されません。
それでは、
それが『安泰』かと言えば、『んな訳ねーだろ!!』という話で、
世界的格付け会社は、順当に日本国債の評価を引き下げています。
今夏、
フィッチ・レーティングスは『安定的」』から『弱含み」』に変更し、
S&Pも、その評価を『ポジティブ』から『安定的』に引き下げました。
この動向に対して、
市場は、内資系(国内)企業の『資金調達コスト』上昇を懸念しますが、
私見では、物事は、もう少し大きな規模まで影響が及ぶと考えています。
何かと言えば、
新規発行国債が、いよいよ国内消化出来ないとなった時、
『利回り』のストッパーが外れて、一気にバーストする。
前述の通り、
今、日本は『金融マジック』で金利を押さえ付けてますから、
『新発国債』の買い手が無くなれば、一気にそれが実現する。
巨大組織ほど、
『経済体力』がある分、財政悪化が実際顕在化するまで、
『内部留保』を食い尽くす期間は、継続が出来てします。
しかし、
延々と、そんなことが継続できる訳が有りませんから、
『メッキ』が剥がれる時は、必ずやって来るという事。
そして、
コロナ禍、加速度増して、積み上がりを見せる国家債務は、
確実に、その『エックス・デー』を早めることになります。
日本国の寿命が、明らかに『5年』は短縮しています。
定期開催する『資産形成セミナー』は、今後も、暫くの期間、
『リアル』『オンライン(Zoom)』を並行して開催します。
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ご希望頂いた方への『1対1:個別受講』も対応させて頂きます。
(*この時期限定のご対応です。)
その場合、
通常開催(集合セミナー形式)より『濃い』情報をご提供出来ますので、
受講希望される方は、この機会を、ぜひ有効活用して頂けたら幸いです。
(*予告なく終了する場合もありますので、ご了承下さい。)
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井上耕太事務所
代表 井上耕太