今日のテーマは、『人間関係リセット症候群という言葉に感じる、現代社会の本質的課題』です。
本日、
タイトルに採用した言葉(人間関係リセット症候群)は、
私自身、先日のネットニュースでその存在を知りました。
何でも、
SNSで自らのアカウントを完全に削除等することにより、
今までの人間関係を突然リセットしてしまう行動のこと。
これは、
嫌がらせ行為のある特定の誰かをブロックする行動とは、
一線を画するまったく別次元の行動だと分かりますよね。
正式な病名ではないものの、
大きなデメリットにも関わらず衝動的に繰り返すそれは、
メンタル面における現代病の一つだと考えられています。
某メディアの調査では、
実際に、自らが実行する・しないの判断は別問題として、
人間関係リセットについて約7割が肯定派という結果に。
また、
アカウント削除による人間関係のリセットを考えた人は、
約半数を占める『48.5%』という高水準にのぼります。
さらに、
それを実行に移した人(1〜複数回)の割合も調べると、
利用(経験)者全体の3割を超えることも判明している。
果たして、
この『人間関係リセット』に関するデータが示している、
現代社会における本質的課題は何だと感じるでしょうか。
予め断っておくと、
私自身、SNSの『アカウント削除』という行動に対して、
肯定的意見、否定的意見どちらも持ち合わせていません。
元々、
その世界(SNS)の住人ではないため、どちらの判断も、
1つの客観的事実としてフラットな視点で捉えています。
実際、
私自身、何らかの理由でアカウントを削除したとしても、
何ら支障なく、明日からの日常生活を送ることが出来る。
要は、
SNSの『アカウント削除』という行動がイコールとして、
『人間関係リセット』に結び付けられる状況が問題です。
もちろん、
文明の利器『ソーシャル・メディア』が情報を発信する、
若しくは、情報を得る有効手段であることは理解します。
しかし、
それが人生における人間関係の大半を占拠してしまって、
『それ以外』の関係性を持たないことの方が断然ヤバい。
大都市圏を中心に、希薄な人間関係が常態化しています。
もちろん、
私も、日常的に『インターネット』は利用していますが、
それはあくまで簡単な調べものをする等の表面的なもの。
間違っても、
その媒体だけで深い人間関係など築けないと考えますし、
本業における投資の最終判断などは、絶対に行いません。
どれだけ、
テクノロジーの発展で情報ネットワークが進化しようと、
すべての重要な情報は『人』を介在して運ばれて来ます。
そして、
人生を充実させるため、最も重要な要素の1つとしても、
リアルな『人間関係』が挙げられることは事実なのです。
SNSに依存し過ぎてないか、定期的に振り返りましょう。
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2023年1月より【セミリタイア期間】に入っており、
今後の【資産形成セミナー】の開催は、完全に未定です。
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代表 井上耕太