今日のテーマは『時代は繰り返す』です★
日本人の多くは、
『日本円』の価値は一定かのような錯覚に陥ってます。
これは、とても危険な『思い込み』です。
『お金の流れ』には、サイクルがあります。
その流れに上手く乗る人は、上手に『資産形成』も出来るでしょう。
ニューヨークダウ平均株価指数は、
1980年では960US$であったのに対し、
2015年現在では17,000US$を越えています。
『US$』自体の価値も変動するので一概には言えませんが、
35年投資で約18倍に跳ね上がった計算です。
『貯金』では、とうてい実現出来ない数字です。
バブル崩壊以降、失われた25年目に突入し、
停滞してるように見える日本経済も、
ちゃんと見ると決して一定ではありません。
1989年、38,915円超の高値をつけて一気に下落。
2002年には8,500円ほどにまで落ち込みますが、
4年後の2006年には17,000円超にまで倍増。
その後、2008年~2012半ばまで10,000円を切る値に低迷しますが、
今現在では再び17,000円を越えている状況です。
実際、僕も国内投資に関しては、
2010年当時に仕込んだもので2013年に利益確定しました。
また、$円レートも常に動いています。
このblogでも何度も書いていますが、
2011~2012年に1$=80円を切る値でしたが、
2013年に約100円、2014年には120円まで円安が進みました。
ここ数年、何も考えずに『銀行預金』『郵便貯金』した人は、
約2年で34%資産を吹っ飛ばした計算になります。
日本人が、親や祖父母の時代も含めて、
『日本円』は一定の価値と思い込むのには理由があります。
それは、日本人が生まれてから今まで、
これといった『経済危機』を体験したことないからです。
国内に限ってみたら、直近のそれは、
1946年大戦直後の政府による資産没収です。
もう70年も昔。
当時30歳だった人は、現在100歳です。
つまり、現代に生きる人のほとんどは経験したことないのです。
これは、『日本という国が素晴らしいから』だけではない。
プラス、『運』が良かったからです。
ただ、巡ってきていないだけ。
ロバート・キヨサキ氏は著書の中で、
『人が経験する経済危機のサイクルは75年に1度』
と述べています。
つまり、ほとんどの人では一生に1度の経験。
だから、『今まで経験したことないから』では、
『自分は経済危機を経験しない』ことは説明出来ないのです。
『75年に1度』
もう1つ言えるのは、
『一生に1度は経験する可能性が高い』ということ。
『経済危機』は、他の遠くの国のことではないし、
歴史の教科書の中の出来事、ではないのです。