今日のテーマは、『リスクを受け入れること無くして、リターンは享受できない』です。
近年、
各種NISA、iDeCo等、日本政府による制度拡充に伴い、
日本人の『投資意欲』も少しずつ高まりを見せています。
それでも、
民間の金融資産の過半数(*家計に限れば約75%)は、
未だ、『預貯金』として金融機関口座に眠っている状況。
*1000兆円超の巨額資金が現金で保管され続けます。
世界標準から見れば『異次元状態』が今尚存在しており、
投資の観点で、まだまだ劣等国であることは否めません。
その投資初心者(日本人)が、
意を決して、虎の子の資産を拠出して資産形成に臨む際、
過度に『執着・固執する考え方』というものが存在する。
それは、
自らが資金を拠出してから、将来的に償還を迎えるまで、
『1秒たりとも損をしたくない』という偏った思考回路。
もちろん、
資金拠出する際、精査が甘く、不適切案件に手を出して、
実際に『お金』を失ってしまうような場合は、論外です。
そうではなく、
私がここで言っているのは、運用するプロセスにおいて、
保有資産の評価額が割れる『含み損』のことを指します。
もし仮に、
それを実現するのであれば、方法は債券運用等に限られ、
無リスクレートの基準とされる国債がそれに該当します。
ただし、
現行、年率0.250%前後の水準を推移しているそれは、
個人的には、まったく興味を示すことなど出来ませんが。
何故なら、
僅かな運用益に課せられる『税金』まで含めて考えると、
出資元本2倍実現までに400年超の時間を要するから。
これを、運用(投資)と呼べるのかは疑わしい水準です。
直近、
『底』から回復しているように見える世界の株式市場も、
まだまだ未解決の『リスク』を孕みながら進んでいます。
先日、
米国FRBは『0.75%』の利上げを決定し、これにより、
米・政策金利は3.75ー4.00%まで引上げられました。
2022年初時点、
来年末の金利は、『4%台後半』を着地点と見ましたが、
予想を上回るハイペースで、金融引き締めが進行します。
また、
イレギュラーな政権交代に伴う、英国経済の混乱継続や、
投機マネー流出により突如危機が顕在化する途上国諸国。
更には、
依然、『不動産リスク』が燻り続けている中国に加えて、
歴史的水準(?)の円安進行に喘いでいる、我らが日本。
願わくば、
世界市場が堅調に回復することに、越したことはないが、
来年(2023年)以降も下落の可能性は潜んでいます。
それでも、
その痛み(一時の市場下落)を受け入れることなくして、
資産形成(投資)で『利益』を享受する事は有り得ない。
引き受けたリスクの分、将来的にリターンが得られます。
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