今日のテーマは、『悩ましい米・政策金利の終着点は、果たしてどこにあるのか??』です。
米国・政策金利をめぐる結末が、混迷を極めて来ました。
既に、
2022年3月の利上げ開始から1年半が経過しますが、
当初、目安とされたターミナルレートは『平均5.1%』。
対して、
前回7月開催のFOMCでは0.25%の利上げが決定し、
政策金利は、現行5.25ー5.50%の水準にあります。
つまり、
現時点ですら、当初の終着点を完全にオーバーしており、
しかも、終わっていないという点が不気味さを増します。
今月19日ー20日、
開催予定のFOMCは利上げ見送りが予測されていますが、
予想が裏切られた際に、市場に与えるインパクトは甚大。
もしも、
予測されている通り、今月の利上げが見送られた場合も、
冒頭、混迷を極めるとお伝えした通り今後は未知数です。
実際、
FOMCは年内で残り2回(11月、12月)控えており、
少なくとも1回、0.25%以上の利上げを折り込みます。
仮に、
上げ幅が最低限でも政策金利は5.50−5.75%に達し、
6%に肉薄するこの水準は、直近20年間で最高値です。
当然ですが、米国の政策金利について、今後も未来永劫、
右肩上がりで上昇し続けるということなど有り得ません。
近い将来、
いつかはピークアウトして、利下げに転じることになり、
多少の時間差はあれど、数年続く上昇相場が到来します。
いや、
世の中すべての現象に共通して『100%』はないので、
『そうなる可能性が高い』というほうが正確でしょうか。
しかし、
潮流の転換が起こる局面で、市場は極めて不安定になり、
刹那的に、予測がしにくい場面が訪れることも事実です。
長期的視点で、大きな意味を持たないかも知れませんが。
ただ、
どんな時も、自ら思考することを辞めず、仮説を立てて、
検証するというプロセスは成功を手にする上で必須です。
覇権国・米国を起点として、世界全体に影響を与え得る、
非常に興味深い展開は、2023年内いっぱい続きます。
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2023年1月より【セミリタイア期間】に入っており、
今後の【資産形成セミナー】の開催は、完全に未定です。
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