今日のテーマは、『大きく風呂敷を広げる人間を、信用してはいけない』です。
古今東西、ひとは『視覚:外見』に囚われる生き物です。
それは、
ベクトル(方向性)として自らに向けられる時もあれば、
自分から他者に向けて、相手を判断する時も用いられる。
例えば、
表面上で『高価なもの』を所有している人たちを見ると、
彼ら彼女らが『お金持ち』のように錯覚してしまったり。
反対に、
地に足がついた感覚で、シンプルな生活をする人たちは、
目立ち難いため、大半の方々がスルーしてしまっている。
実は、そういう人物こそが、本質的な『お金持ち』です。
以前、
人の『経済基盤・財政状況』を測る代表的な尺度として、
B/S上の『純資産』というものがあるとお伝えしました。
ただ、
その話題を、改めて、ここから展開しはじめてしまうと、
本日の本題からますます逸れてしまう為、次に譲ります。
兎に角、
『派手なもの:一見して、目を奪われるもの』にばかり、
注目してしまう、安直な習慣を改善することが大切です。
ご存知の通り、
世界で最も富裕層が集まる『シンガポール』という国で、
『信用』のおける人物の評価基準は『地味であること』。
お金持ちが求める『本質』は、この格言から明らかです。
直近、
生命保険会社・各社が支払うコロナ関連給付金について、
取り扱い自体の停止や、給付額の減額が加速しています。
実際に、
業界最大手・日本生命保険では、入院給付金の一時金を、
従来の上限40万円から、一律30万円へ減額しました。
他にも、
10万円未満の保険金を受け取る専門保険もありますが、
現時点、取り扱いを停止した会社は5社を超えています。
更に、
現在、自宅療養に対して支給している『入院給付金』も、
対象を厳格化する検討に入り、今月中に適応する見込み。
こちらは、
日本生命、第一生命、明治安田生命、住友生命をはじめ、
大手各社が主導することから、業界全体にも波及します。
具体的には、
新型コロナ・ウイルス感染による、入院給付金について、
現行の『無条件』から、下記条件該当を必須要件とする。
①重症化リスクが高い高齢者(65歳以上)であること。
②重症化リスクが高く、入院を要するレベルであること。
③新型ウイルス治療薬の投薬を要するレベルであること。
④上記3項目に該当しない場合でも、妊娠している女性。
上記4条件に該当することを給付対象基準とすることで、
入院給付金の受け取り対象は、現行から7割減少します。
現実に、
生命保険協会加盟の42社が支払う入院給付金の総額は、
6月末時点『2893億円』を記録し現在も上昇中です。
そして、
そのうちの『約92%』に相当する『2650億円』が、
医療機関等には入院していない『みなし入院』の該当者。
今回、
給付を大幅制限する流れは、当然、新型コロナ感染者が、
生命保険各社の、当初の想定値を想像以上に上回った為。
『無い袖は、振れない』という、シンプルな理屈ですね。
しかし、
本質的に、やっていることは『投資詐欺』と変わりなく、
個人的には、何故、厳罰化されないか理解が出来ません。
一般的に、
保険は『不幸の宝くじ』と表現されることもありますが、
本家ですら、販売後に『当選金額』を変更した事はない。
そう考えると、
『保険』商品に加入するより、『宝くじ』購入のほうが、
ファイナンス上では『合理的』とされるかも知れません。
事実は小説よりも奇なり。とても皮肉な話だと言えます。
『風呂敷』を広げる人間を、決して信用してはいけない。
それは、『個人』も『企業』も共通していると言えます。
オープン形式(どなたでも参加可能)の主催セミナーを、
対面・オンライン形式とも、現在、定期開催しています。
——————————————————————–
■10/25(火)将来のお金の不安が2時間で解決するセミナー@大阪・梅田■
■10/26(水)将来のお金の不安が2時間で解決するセミナー@オンライン■
*集合形式 / オンライン形式とも、9月は開催しない為、
翌月(10月)の開催分を掲載させて頂いております。
——————————————————————–
*オープンセミナーは予告なく終了の可能性があります。
受講希望される方は、有効活用して頂けたら幸いです。
*個人面談受講を希望される方は、直接ご連絡ください。
*井上耕太事務所(公式)michiamokota0421@gmail.com
井上耕太事務所
代表 井上耕太