今日のテーマは、『投資の神様も攻め倦ねる、今年の景気動向はどうなるか??』です。
5月に入り、有名企業の『株主総会』が本番を迎えましたね。
昨年から引き続き、『コロナ禍』がもたらした怪我の功名か、
多くの企業が『オンライン化』して参加し易くなっています。
昨日(5月12日)は、ソフトバンクGの株主総会を視聴しました。
今や、
日本一どころか、世界を代表する実業家に登り詰めた、
孫正義さんのプレゼンを聴講する機会は稀ですからね。
ネットニュース等でも配信されていた為、ご存知の方もいますよね。
2021年3月期、ソフトバンクGは純利益『5兆円』に迫り、
これまで、TOYOTA自動車が保有していた国内最高記録を更新。
更に、
この数字は、米国・アップル、サウジアラムコに続く世界3位と、
名実共、世界の『トップ企業』に仲間入りを果たしたと言えます。
総会冒頭、
孫社長は、昨年度における好業績(純利益5兆円)に対して、
『たまたまの、たまたまが重なった。』と表現していました。
ただし、
これは、好業績に対する『謙遜』という意味合いだけではなくて、
孫社長の『本心』も、遠からず素直に表現していると想像します。
何故なら、
ソフトバンクGは、今や、いち通信事業を展開する企業ではなく、
『ユニコーン』と表現される『投資会社』へと変貌しているから。
実際、
今回公表『純利益:約5兆円』の内、スタートアップ投資に関する、
ビジョンファンド授業に由来するものは『4兆円』を超えています。
実に、グループ全体:純利益の『7割超』を占める計算ですね。
もしかしたら、
未だ、『携帯会社』の一選択肢と認識する人もいるかもですが、
それだけでは『年間5兆円』もの巨額純利益は生み出せません。
まさに、
投資の神様『バフェット』が最高責任者を務める、伝説の投資会社、
『和製・バークシャー・ハザウェイ』という言葉がぴったりですね。
2020年度の『最大瞬間風速』としては、
本家をも凌駕する数字を叩き出しています。
その本家、
『米国・バークシャー・ハザウェイ』も、バフェット氏自ら登壇し、
今月初め(5月1日)に『オンライン株主総会』を開催しています。
その中で、
世界トップ企業『株式時価総額』ランキングを示して、
直近30年間の『変遷』を比較する場面がありました。
バフェット氏が伝えたかったのは、
首位グループの時価総額は、30年間で『約20倍』に到達し、
『現代版:資本主義経済』が、非常にうまく機能していること。
これにより、
『資産運用(投資)』という行動が、21世紀においても、
とても『合理的手段』であることを改めて証明しています。
完全に余談ですが、
バフェット氏が示した、約30年前(1989年)という年は、
実に、第1位から第4位まで、日本企業が最上位ランクを独占。
(*日本興業銀行、住友銀行、富士銀行、第一勧業銀行。)
更に、
カウントから除外されていた『日本政府保有株』まで含めると、
全体1位は『NTTグループ』になる為、実質トップ5独占です。
それが、
『30年間』以上の時間が経過した、2021年3月期においては、
トップ5どころか、トップ30に日本企業は1社も入って来ません。
『栄枯盛衰』という言葉は、この状況を示しますね。
本題から外れる為、話題展開はここで終わりです(笑)
前述、
世界経済の拡大から、『投資』の合理性を説いたバフェットですが、
その言葉とは裏腹に、バークシャー社の手元資金は積み上がります。
要は、『現金保有』が増えているということ。
実際、
昨年、同社の手元資金が『1500億ドル』に迫ったことが、
世界的にも話題となり、注目を集める場面がありましたよね。
日本円換算で『15兆円』を超える、超巨額資金です。
海外諸国においても、
歴史的超低金利を極める時代、現金(それに準じる短期債権)保有は、
『経済的合理性』から逸脱した行動であるという認識は、おなじです。
その中で、
バークシャー社が『1500億ドル』もの現金保有を続けることは、
投資の神様『バフェット』すら、攻め倦ねていることを証明します。
1つは、
昨年誕生した『バイデン新政権』が推し進めようとする世界が、
投資家にどのような影響を与えるか、測り兼ねているという点。
株主総会の場、
バイデン政権下における『インフレ見通し』について聞かれると、
『全く分からない』と、素直に、回答していることが物語ります。
その上で、
(想定外の事象が起きても)『凡ゆる可能性』に対して、
対応できるよう『準備』を進めておくことが大切だとも。
一時期の『高揚感』が漂う市場を経て、直近数日間ほど、
日本・米国とも、一旦『調整』が入る場面が見られます。
先週、
『3万5000ドル』の大台を突破して、過去最高値を更新した、
『NYダウ平均株価』も、5月12日付終値はピークから5%下落。
同様に、
一時期、30年ぶりの『3万円台』を回復していた日経平均も、
10%程下落して『2万7000円台』中盤を推移しています。
もちろん、
一時的な『調整』に、一喜一憂する必要は全くありませんが、
2021年が、難しい局面へと突入していることは確かです。
コロナ禍、『気にしなければならない事』は沢山ありますが、
ぜひ、『投資市場』にも、目と気を配って頂けたら幸いです。
定期開催する『資産形成セミナー』は、2021年以降についても、
『リアル(大阪)/ オンライン(Zoom)』を並行して開催します。
——————————————————————–
■5/26(水)将来のお金の不安が2時間で消えるセミナー@Zoom■
■5/28(金)将来のお金の不安が2時間で消えるセミナー@大阪・梅田■
——————————————————————–
また、
『オンライン開催』については、『リアル開催』の場合と異なり、
ご希望頂いた方への『1対1:個別受講』も対応させて頂きます。
(*この時期限定のご対応です。)
その場合、
通常開催(集合セミナー形式)より『濃い』情報をご提供出来ますので、
受講希望される方は、この機会を、ぜひ有効活用して頂けたら幸いです。
(*予告なく終了する場合もありますので、ご了承下さい。)
——————————————————————–
■5/26(水)将来のお金の不安が2時間で消えるセミナー@Zoom■
■5/28(金)将来のお金の不安が2時間で消えるセミナー@大阪・梅田■
——————————————————————–
*上記ご案内ページにアップする日程以外をご希望の方は、
下記アドレスまで、直接お問い合わせ頂けたら幸いです。
*井上耕太事務所公式:michiamokota0421@gmail.com
井上耕太事務所
代表 井上耕太