今日のテーマは、『資産形成を成功に導くため、パイオニア:先駆者の要素は必要か??』です。
基本的に、
『資産形成:投資』という言葉からは、多くの人たちが、
他者を出し抜くことで、利益を上げるイメージをします。
以前から、
市場に存在するとされる『歪み』に他者より先に気付き、
その『売買差益』により儲けると表現してきたそれです。
歴史的に、
『パッシブ戦略』の勝利が証明されてから久しいですが、
未だ、『アクティブ投資家』は世界中無数に存在します。
伝統的手法では、
有価証券(株式)の『個別銘柄』に出資している人々や、
直近では暗号資産(仮想通貨)出資者がそれでしょうか。
短期的な流行では『SPAC投資』等も該当しそうですね。
その手法自体、頭ごなしに否定するつもりはありません。
ただ、
上記でご紹介したような手法に、惹かれてしまう方々は、
大きく分けて、2つのタイプに分類できると考えました。
1つのタイプは、
実現したい『経済的ゴール』の基準値が途轍もなく高く、
一代で『数百億円クラス』の資産を築き上げたい人たち。
そしてもう1つは、
常に、経済状態が良くなく、財政基盤も脆弱であるため、
凡ゆる面で『一発逆転思考』から脱却できない人々です。
確かに、
一代で(世界水準の)『超富裕層』に成り上がる為には、
相応の『リスク』を冒して、博打を打つことも必要です。
しかし、
そこまで高い目標(野心?)を持つ方々は少数派のため、
多くの場合は、『後者』に分類されるものと想像します。
果たして、『パイオニア:先駆者』の要素は必要か??
自らの資産形成においても、私はその要素を求めません。
投資において、
『パイオニア(先駆者)精神』を求めがちになる方々は、
早く結論を求め、意見も『極論』に偏る傾向があります。
『資産保有は米ドルですか?それとも日本円ですか?』
『21世紀は、人民元、暗号資産の時代でしょうか?』
常に、思考回路が『100:0』になりがちなんですね。
2022年現在、
地球上に、『価値』が担保された通貨は存在しないため、
『信用力』の高い通貨を分散保有する戦略がベストです。
20世紀と比較して、
『基軸通貨:米ドル』が一強を誇る時代は静かに終わり、
その基盤も、かつてほど盤石ではなくなりつつあります。
この辺り、
世界全体の経済取引における『米ドル決済』のシェアが、
5割強から、4割程まで減少している事でも示されます。
21世紀中には、『3割』を割り込む試算もありますね。
反対に、
眠りから覚めた獅子・中国の法定通貨:人民元の割合は、
現行の『2%』から、『18%』に上昇すると言われる。
直近では、
世界的な経常収支黒字国(中国、ロシア、中東諸国)も、
相次ぎドル離れを表明し、還流も起こり難い仕組みです。
更に、
前述の国々(中国、ロシア、中東諸国)では該当国同士、
国際決済で米ドルを介さないシステムの構築も進みます。
しかし、
それを理解した上で、現行の基軸通貨が『米ドル』なら、
現時点、その保有を放棄する選択は馬鹿げていますよね。
まして、
将来的な『可能性』という要素だけにフル・ベットして、
価値が定かでないものに出資する考えなど有り得ません。
資産形成においては、『パイオニア』の精神は不要です。
将来的に、結論が明確になってからのでも十分間に合う。
『勇気』と『無謀』を区別する能力は、必須と考えます。
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