今日のテーマは、『投資の世界の眠れる獅子(日本人)は、遂に覚醒のときを迎えるのか』です。
2024年2月22日、
1989年以来34年の呪縛からようやく解き放たれて、
日経平均株価が正式に過去最高値の更新を迎えています。
3連休前のこの日、終値としてのそれは3万9089円。
2024年初から、
わずか2カ月弱の期間に20%ほど上昇したことになり、
年内更新は見据えていたものの、想像以上のハイペース。
正直、ここまで早い時期での更新は完全に想定外でした。
恐らく、
普段は『資産形成・投資』への興味・関心が低い方々も、
直近の報道を受けて、食指が動くのではないでしょうか。
果たして、眠れる獅子(日本人)は覚醒の時を迎えるか。
先ほど、
基準点として挙げたバブル期ピークの1989年ですが、
この時、日本人が保有していた個人資産は1000兆円。
それが、
2024年は2000兆円超まで増加したということで、
34年間で、ちょうど『倍増』している計算になります。
しかし、
保有資産全体に占める現金比率は未だに50%程もあり、
米国の10%、欧州の30%と比較しても断トツに多い。
必然、
株式、債券等のリスク性資産が占める割合は半分以下で、
その分リターンを享受できない負のサイクルに陥ります。
実際、
1990年時点、1600兆円だった米国の個人資産は、
30年の時を経て、円換算1京円を射程圏に捉えている。
前述した際、
皆さんは資産倍増したレベルで喜んだかも知れませんが、
世界の標準的な感覚では、その程度では話になりません。
何故なら、
体感レベルで進行するインフレの世界で生活している為、
それを意識して運用しなければ実質目減りするからです。
冒頭にお伝えした、
日経平均の最高値更新に加えて、NISA制度刷新も手伝い、
日本人の『投資』に対する注目も確実に上昇しています。
しかし、
成人人口全体に占める投資の経験人口は約2割に留まり、
約8割の方々は未だに傍観しているというのが実情です。
それでも、
老後資産として最低基準と言える5000万円達成には、
投資(資産運用)することなく到達するのは不可能です。
社会保障が実質的な機能不全に陥る前のラストチャンス。
一人でも多くの日本人が、覚醒することを願っています。
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2023年1月より【セミリタイア生活】に入っており、
オープン形式の【資産形成セミナー】の開催は未定です。
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井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太