今日のテーマは、『覇権国・米国が選択する利上げにより、世界経済は好転するか??』です。
公式ブログでは、繰り返し取り上げている話題ですね。
今春以降、FRB(米連邦準備理事会)パウエル議長は、
方針転換を選択し、急ピッチで『利上げ』を進めます。
既に、
現実世界にも影響は顕在化しており、米国長期金利は、
約3年半ぶりとなる、『3%台』への回復を見せます。
これは、
2022年内だけではなく、2023年以降も数年間、
『その傾向が続く』と見る人間が多いことの証明です。
何故、
有事に関わらず、急ピッチで利上げを進むかと言うと、
最大の理由は『物価上昇』に歯止めが掛からないこと。
直近、
覇権国・米国を襲うそれ(物価上昇)は、前年同月比、
『8ー9%』の上昇を記録し、国民生活を苦しめます。
当然、
国民の間にも、政府・中央銀行に対する不満は高まり、
それを早期解決に導くことが、最大の使命となります。
原則、
『政策金利』を引き上げることで、市中金利も上昇し、
社会全体の経済循環速度を鈍化させる作用があります。
その結果、
加熱傾向にあった『物価』も、下落に転じる事になり、
経済全体を『正常』な状態に導くことが出来るのです。
しかし、
凡ゆる分野に共通する通り、机上で成立している事が、
そのまま、『現実世界』でも通用するとは限りません。
実際、
『利上げ』と『物価上昇抑制効果』の関係性について、
成立することもあれば、成立しないことも有り得ます。
後者では、
『利上げ』と『物価上昇』が同時進行することになり、
国民生活は、より一層苦しめられる局面に突入します。
『スタグフレーション』
景気後退局面にも関わらず、物価上昇はつづく状態で、
勉強熱心な方は、聞いたことある言葉かも知れません。
現実に、
今、問題視される『物価上昇』は、単純な理屈として、
経済循環の『速度超過』だけでは、説明が出来ません。
ご存知の通り、
ロシア・ウクライナ間に勃発した紛争で、原油を始め、
凡ゆる商品市場で需要・供給バランスが崩れています。
また、
『新型コロナ・ウイルス』の影響も、若干関与してか、
世界全体の『物流』も、健全化しきれていませんよね。
このように、様々な要因が絡み合い、起こっています。
恐らく、
覇権国・米国発の『利上げ』トレンドはつづきますが、
それにより、事態が好転するかは注視する必要がある。
私見では、ひと筋縄に解決しそうにないと見ています。
更に、
私たち『日本人』という観点で、それ以上の大問題は、
転換のプロセスで『日本円』が一人負けする現状です。
前述の問題と並行して、
資産の『外貨』『国外保有』の重要性も高まっており、
富裕層を中心に、着実に準備を進める人は存在します。
真意を理解できるよう、リテラシーを高めてください。
オープン形式(どなたでも参加可能)の主催セミナーを、
対面・オンライン開催ともに、5ヶ月ぶりに再開します。
——————————————————————–
■5/27(金)将来のお金の不安が2時間で解決するセミナー@大阪・梅田■
■5/30(月)将来のお金の不安が2時間で解決するセミナー@オンライン■
——————————————————————–
*オープンセミナーは予告なく終了の可能性があります。
受講希望される方は、有効活用して頂けたら幸いです。
*個人面談受講を希望される方は、直接ご連絡ください。
*井上耕太事務所(公式)michiamokota0421@gmail.com
井上耕太事務所
代表 井上耕太