今日のテーマは、『ナショナリズムが強まる中で、世界は混沌の時代を迎えるのか??』です。
タイトルとはまったく関係ない話題から入りますが、
現在、阪神甲子園球場で開催中のセンバツ高校野球大会を観戦してきました。
実際に球場に行かれていた方々や、ニュース等で見られた方は、
今日の準決勝2試合が、壮絶な試合だったことをご存知のことと思います。
私が初めて甲子園球場に行った7歳当時から、
四半世紀超えて26年以上も、『全国の強豪』であり続ける智弁学園和歌山高校。
子供の頃、憧れを持って見ていた時代から、
自身の現役時代、そしてそれをはるかに追い越す年齢になった今でも、
名将・高嶋監督率いるもと打ちまくる『超』攻撃型野球は健在です。
春のセンバツは昨年に続き2連覇を狙う大阪桐蔭高校。
このセンバツは『90回』記念大会、
そして、今年の夏は『100回』記念大会が開催されますが、
長い高校野球の歴史の中でここまで強かった高校は、無い。
桑田真澄投手、清原和博選手が同学年で在籍していた時代、
そして、立浪和義選手、片岡篤史選手が同時に在籍していた時代の、『PL学園』をも超える。
この時代の『PL学園』は、もしも『野球の教科書』が存在するなら、
もはや『歴史上の出来事』『伝説』と化していますが、
今の『大阪桐蔭』は、その出来事を目の当たりにしている感じです。
『群雄割拠』
少し減少に転じていると言えど、未だ全国4000校を超える、
硬式野球部の頂点を極めて、長く君臨し続けている状況はもはや異次元。
『大阪桐蔭か』『大阪桐蔭以外か』というほど、
高校野球ファンの中には、強烈なイメージが刻み込まれていると思います。
それで、
なぜここまで長々と高校野球トークを繰り広げるかというと、
それにはちゃんと理由があって、私なりの考えがあります。
今日、甲子園球場に行ったことは既に書きました。
試合開始1時間以上前、少し早めに行く事にしたのですが、
阪神電鉄『甲子園駅』を出た途端、目に飛び込んできたのは長蛇の列です。
子供たち、学生は春休みの最中と言えど、
世間一般的には、新年度もスタートした4月月初の平日です。
それにも関わらず、
甲子園球場は満員に膨れ上がり、入場を求める人の長蛇の列が球場周辺を囲んでいるのです。
これ、明らかに『高校野球人気』が加熱してるんですよね。
私が小学生だった20年以上前には、ここまでの加熱は恒常的になかった。
地元・岡山県から向かっても(早朝に到着するわけでは無いという意。)、
『甲子園球場に入場できなかった』という記憶は残っていません。
それが、最近では(特に夏の甲子園は)簡単に入場制限がかかり、入れない事も多々ある。
『これ、ナショナリズムの傾向が強まってきてるんじゃ無いか?』と、
いつも、この状況を見て『深読み』してしまっているんですよね。
言ってしまえば、1つの『情報統制』が行われているんです。
例えば、
戦中(前?)戦後の時期の甲子園大会の映像など、今以上に、
『高校野球人気』が加熱していた時期の画を見たことある方もいらっしゃると思います。
球場には人が溢れかえって、スタンドによじ登って観戦する人も多くいました。
この時期は『他に娯楽がなかった』という理由もあるでしょうが、
それであれば尚更、今の『多様化』の時代に人気の一極集中は『謎』が残ります。
私個人としては、
自身が『高校野球』をしていた事もあるので、
『野球』というスポーツの人気が高まることは嬉しく感じてます。
しかし、
同時に『多様化』も自然な流れとして受け止めていて、
『野球が嫌いだ』『野球以外のスポーツが好きだ』という意見も、勿論、肯定派です。
そういった『多様化された』『柔軟な』価値観が混ざり合うことで、
長期的に、その国、その地域の経済や文化が発展・成熟していくと考えるのです。
ただ、
昨今の『高校野球人気』然り、様々な分野において、
『画一的なものの見方』『画一的な情報』が流され、その暴露により、
国民全体が『画一的な思考回路』になっていないか、と疑問視します。
国会中継を見ても、国家の大勢には全く影響のない、
『瑣末なこと』ばかり議論を巡らせ、いたずらに『時間』『労力』『お金』を浪費しています。
そのくせ、『大切なこと』は全く報道していない。
それは『海外メディア』と『日本メディア』を比較すれば一目瞭然で、
『CNN』『BBC』『ロイター』『アルジャジーラ』等で取り上げるものと、
日本の諸メディアが取り上げるトップニュースは『質』が全く違います。
(*私自身は、『FT』は日経に買収されたのでチェックを外しました。)
現在の日本国民の中で、上記メディアを毎日チェックしている人は、
果たして、『1万人に1人』の割合でも存在しているのでしょうか??
もしかしたら、
日本メディア(バラエティではなく。新聞、ニュース。)でさえ、
『ほとんど見ていない方々』が国民の大半を占めるかも知れませんね。
そんな中で、
『内向きな情報』ばかりを受動的に取り入れるようになり、
日本の『外』を見ず、『画一的な価値観』を自然と埋め込まれていく。
最近、『日本は素晴らしい!』的なテレビ番組が増加している事も、
『外』に目を向けず、『内』向き思考になる代表例ですよね。
これは、
実は『日本』だけに見られる事例ではなくて、
世界トップの大国が関税を高めて『自由貿易』を阻害したり、
欧州諸国で移民受け入れ制限を進めることも同様の動きです。
世界各国が、どんどん『内』『内』の価値観にハマってきている。
『物』『人』『お金』などの流動性を制限することは、
該当国に対して一時的な『メリット(?)』はあるかも知れませんが、
『長期的に』『全体的に』見たら、発展の減速、衰退を意味します。
私は、明日まで高校野球観戦で『バカンス』の期間を過ごしますが、
明後日からは、また『リアル』な世界に戻って、意識を高めます。
ただ、
(*毎日、仕事はしていると言えど。)
思考回路が『毎日バカンス』感覚で過ごしている方々は、
メディアにより、『意識操作』されやすい時代に入ってきたことを感じました。
そんな人間が、大部分を占めるような状況なったら、ヤバい。
視点を広く持ち、『長期的に』『全体として』何が最善か、
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代表 井上耕太