今日のテーマは『ブラック・スワン』です(^_^)★
今朝、興味深いニュースが出ました。
『日銀保有の国債総額、初の400兆円超え』
皆さん、ちゃんと反応しましたか??
ちゃんと、『自分事』に落とし込んで考えられてる(^_^)??
現在、日本の一般会計は壊滅的な状況で、
国債累計発行額は『約1100兆円』に上ります。
もう、数字が大き過ぎてよくわからないですね(笑)
国家としての日本のGDPは年間『約500兆円』程なので、
『2年間』飲まず食わずで返済したら返せる金額です。
まあ、そんな事は無理やけどね(^_^)
ちなみに、この『GDP比200%超』の債務残高は、
近年、実質的に破綻したギリシャやアルゼンチンと同レベル。
日本ではまだ穏やかな陽気が続いていて、
皆さん、これから紅葉シーズンを楽しまれるのでしょうが(笑)、
結構ヤバい状況がずっと継続中です。
で、日本の借金『1100兆円』は、
『増えた』と言ってもほとんど海外で売れていません。
そのほぼ90%超が国内で引き取られて消化されます。
具体的には、銀行・保険・証券などの金融機関に引き取らせている。
この辺は、もはや暗黙の了解ですね(^_^)
『金融機関が引き取っている』と言っても、
その原資は国民や企業が積み立てているお金です。
結局、間接的に国民が、
『国の借金=政治家のおっちゃん達の借金』を買わされています。
で、
もはや国内金融機関でも消化されなくなってきたので、
一度、金融機関に引き取ってもらったものを、
事前の打ち合わせ通り『日銀』が買い戻すというファイナンスがここ数年続いてます。
約4年前、そう、
自民党が与党に返り咲き、日銀総裁が白川さん→黒田さんに交代し、
『アベノミクス』スタート時点から始まった方法です。
そこでやっと今朝のニュースに繋がります。
『日銀』が引き取り続けた国債総額が『400兆円』を超え、
累計発行額の実に『40%』を占めるまでになった、と。
この流れは今後もしばらく続き、
2020年には保有割合が全体の『50%超』になると言われます。
これ、実は金融の世界では『禁じ手』なんですよね(^_^)
政府が発行した『国債』を、一旦、市中の金融機関に引き取らせたといえど、
最終的には阿吽の呼吸で『日銀=中央銀行』が引き取る。
要は、『政府→日銀』の流れで直接取引きされれば、
『国』が新たにした借金の分だけ、紙幣を刷って対応したことになります。
これ、個人レベルでやったら犯罪ですよ(笑)
『財政ファイナンス』
興味のある方は調べてみてください(^_^)
黒田総裁は『違う!』と言っていますが、ロジックとしては今やってる事そのものです。
この禁じ手の終焉は、果たしてどうなるのか??
日銀のある委員は国内での講演で、
『緩和の限界は政府債務残高に占めるマネタリーベース・日銀の国債買い入れ額』と、
日銀の国債買い入れが、国債発行額10割に達するまで可能という話をしました。
そして、
それには相応の時間があるとし、
『日本の金融緩和政策の限界はまだまだ先にある』と続けています。
いや、じゃあその『限界』後の世界は??(笑)
この発言は、わかりやすく言ってしまえば、
『日本はデフォルトしちゃうけど、それはまだ先の話』という事。
『ブラック・スワン』★
金融の世界で、しばしば使われる言葉です。
誰にも発生する正確なタイミングはわからないが、
起こってしまえば『インパクト』が大き過ぎて対処不能な事態の事。
『ブラック・スワン』は、いつか日本にも必ずやってきます。
その時、皆さんはどのような状況で迎えますか??
『日本』とその運命を共にし、
大多数の国民と一緒に沈没していくのでしょうか??
それとも、今からしっかりと準備を進め、
『日本』のリスクと『自分』のリスクを切り離しますか??
現在、着実に準備を進めている人は、
日本国内の概算で『10万人』程度と言われています。
実に、国民の『0.1%』です。
『0.1%』の準備を進める人たちと、
『99.9%』の何も考えずに生きている人達。
皆さんは、どちらに属していますか??
後者だとしたら、少しまずいかもしれません。
でも、今から準備をしっかり進めたら大丈夫★
本気で『資産形成』を考える人は、
ぜひ『人生を変えるお金のセッション』をご受講ください(^_^)