今日のテーマは、『人間の本性は、危機が訪れたときに暴かれる』です。
いよいよ、
残る、首都圏1都3県においても、
約1ヶ月半続いてきた『緊急事態宣言』が解除されますね。
依然、
神奈川県等では、10万人単位での新規感染者数は高いですが、
これ以上『経済活動』を止められないというのが本音でしょう。
実際、
『独自モデル』が奏功していると報道されている『大阪』ですが、
果たして、『経済活動再開』が万全を期しているのかは疑問です。
むしろ、
吉村大阪府知事を始め、各都市圏首長の方々、更には安倍首相まで、
『経済活動再開』と並行して、『第二波』の存在に言及しています。
悲しい哉、
『コロナ先進国』である、感染拡大した海外諸国の例を見ると、
本当に、『第二波』『第三波』の襲来は避けられないのかなと。
それでも、
『ロック・ダウン(都市封鎖)』すること無しに、
ここまで感染収束させたことは、立派なことです。
この期間、
海外渡航していなので、最終的な真偽までは分かりませんが、
罰則規定まで設けて、厳格に行動を制限していた海外諸国で、
なぜ、あれほどまでに感染拡大が起こったのか??
日本でも、
『接触8割減』などの基準が示されていましたが、
海外諸国は、罰則規定を設けていても、日本以上に活動していたのか??
一説には、
蔓延した『ウイルス型』が、アジアとは異なるという意見も有りますが、
それが真実であれば、何故、そのような『変化』が起こったのか??
ますます、『謎』が深まるウイルス騒動ですね。
話を戻すと、
『第一弾』としての危機を乗り越えつつある『コロナ』ですが、
今後訪れる『第二波』『第三波』を乗り切れるかは、疑問です。
それは、
『経済活動』という観点でも言えることですが、
もう一つ、人間同士の『信頼関係』という観点でも、そうだと思います。
一般的に、
私たち『日本人』は、『和』を重んじる国民性であると言われています。
確かに、
古くから『農耕』に従事して、『定住』を生活のベースにする事で、
祖先たちは、長期的視点での『人間関係』を重じてきた文化はある。
しかし、
『2020年』を迎えた現代の『日本国』においても、
果たして、それは『真実』を表しているのでしょうか??
残念ながら、その民族性も『変化』してきていると感じます。
例えば、
今回の『コロナ危機』というイベントを通じては、
あらゆる分野において、『新しい言葉』も様々生まれましたよね。
社会全体が『新たな時代』に突入したことを感じさせる、
『テレワーク』という言葉など、最も象徴的な1つです。
ただし、『好ましくない言葉』も生まれています。
『正義警察』
都市圏を中心に、飲食店・商業施設等で営業自粛が叫ばれましたが、
『経済的理由』もあってか、営業継続する店舗等に対して、
何故か、自らの『正義感』を振り翳す人間が、全国に続出しました。
私自身、
この世界に『唯一無二の正解』など存在しないと考えていますが、
『画一的な価値観』を押し付けてくる人間ほど、タチの悪いものは有りません。
幸か不幸か、
自らが『バッシング』を受けることは有りませんでしたが、
『正義警察』にターゲティングされた方々は、コロナ以上の『被害』です。
少し話は変わるものの、
先日には、某メディアに出演されていた、若干20代前半の女性が、
ネット上で批判に晒されていたとの理由で、自ら命を断ちましたね。
恐らく、
批判をしていた『99%超』の人間が、
彼女と直接知り得ることなど無かった、完全なる『部外者』なはずです。
これは、
『日本(アジア?)特有』の文化なのかも知れませんが、
ネット等で『匿名性』が担保されている環境下において、
『ネガティブ』な意見が、増長しやすい傾向にあります。
また、
『匿名性』というポイントが派生した形で言えば、
所属する『コミュニティー外』の人間に対しても、
『攻撃性』を増す民族性であるとも感じます。
こちらも、象徴的な流行語が生まれましたよね。
『県外ナンバー狩り』
特に、感染拡大が抑えられていた地方都市において、
『県外ナンバー』を掲げた自動車の所有者に対して、
イタズラや、暴言・暴力が浴びせられる事態が横行した事例です。
冷静に考えれば、
『県外ナンバー』であっても『定住者』も存在すると理解できますが、
今回のような『危機』においては、『人間の本性』が炙り出されます。
この状況で、
更に『経済危機』などが発生した場合、
果たして、『日本国民』は和を成し、助け合うことが出来るでしょうか??
隣国の事例では、
1990年代後半、アジア通貨危機を端に発し、実質上『デフォルト』し、
IMF管理下におかれた『韓国』で、国民は助け合いの精神を発揮したと言われます。
具体的には、
『外貨準備高』の低さから、海外金融機関・機関投資家から、
壮絶な売りを浴びせられた『自国通貨:ウォン』を支える為、
国民が自発的に、保有資産を充当していたとされます。
しかし、
その後、IMF始め、海外債権者からの厳しい要求を受けて、
『危機』を乗り越えた後、その『和を成す精神』は、完全に失われたと。
仮に、
もしも、今、『同様の事態』が同国を襲ったとしても、
上記と『同じ行動』をとる国民というものは、皆無だと言われています。
『日本国』も、同様ではないでしょうか??
現代に『経済危機』が起こった際、『助け合い』という現象は起こるのか??
個人的には、自ら『リスク』を切り離す他、無いと考えています。
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最後になりますが、
新型コロナ・ウイルス感染拡大に伴う、事態の早期収束・終息と、
ご覧頂いている皆様のご健康を、心より、お祈り申し上げます。
井上耕太事務所
代表 井上耕太