今日のテーマは、『致命傷を負うと、リカバーするのは不可能になる』です。
早いもので、もう2018年の『7月』も終わってしまいますね。
私は、1年の中で最も『7月』が好きです。
基本的に『夏』が大好きなのですが、
梅雨が明けて、これから、まさに『夏』が始まろうとする感覚が何とも言えない。
今、事務所のある大阪・北区の西天満というエリアは、
大阪にお住いの方々はご存知ですが、『大阪府弁護士会館』がある地域です。
毎年、
梅雨明けの7月中旬頃になると、
並木に下からどんどん蝉が出始めて、一気に賑やかになります。
この『騒がしさ』を聞くと、毎年、『夏』がやって来たことを実感しますね。
あと1つ、『夏』という季節が好きな理由。
公式ブログでも、何度かお話しして来ましたが、
私自身、高校までは硬式野球部に所属して、甲子園を夢見る球児でした。
『7月』という季節は、翌月の甲子園大会の出場校を決める予選が、
全国各地で行われ、日々、熱戦、ドラマが繰り広げられる季節です。
この高校球児たちから与えてもらうエネルギー、感動で、
毎年、この時期になると『リフレッシュ』して若返る思いですね。
8月は『本戦』とも言える選手権大会(甲子園大会)が行われますが、
ここまで来ると、既に『夏』の終わりを感じる時期になるので寂しさの方が強い。
きっと、
大阪・岸和田の方々が、準備の期間が1番イキイキしていて、
『だんじり祭』がスタートすると悲しい気持ちになる感覚と同じだと思います(笑)
それで、
前述させて頂いた『夏の全国高校野球地方大会』ですが、
今年も、早くから全国各地でドラマが数多く見られました。
高校野球がお好きな方はご存知でしょうが、
『高校野球』は、『夏』の前の全国大会として『春のセンバツ』が開催されます。
当然、
昨年秋季大会の成績をもとに選考されるこの大会も、
出場して来るチームは、全国の強豪と言われるチームばかりです。
いや、
『出場高校数』が夏よりも少ないという観点では、
『夏』以上に、激戦を勝ち抜いて来た『猛者』と言っても良いかも知れません。
しかし、
そんな『初のセンバツ』出場校である『猛者』たちが、
地方大会の、しかも、序盤の『1回戦』『2回戦』で相次いで負けてしまったのです。
特に、
今年は、私もかなり仕事の手を止めて『センバツ』に足を運んだので、
現地で、彼ら(出場校)の強さは嫌という程、見ています。
中には、
途轍もないヘッドスピードでバットを振る強打者もいて、
高校卒業後、確実に『プロ』からドラフト指名を受ける選手も目の当たりにしました。
それが、
『夏の選手権大会』に出場しないどころか、
地方大会序盤で、しかも、あまり前評判の高く無かった高校に、あっさりと負けてしまう。
これには、何か『理由』はあるのでしょうか??
1つは、全国的に『高校野球』のレベルが年々上がっており、
各高校の実力差が、それほど大きくなくなって来ていることが挙げられます。
実際、
私が現役球児だった頃から比較して、現在は格段にレベルが上がっており、
その1つの指標、投手の投げるスピードボールの解釈が変わってしまっています。
私たちの現役時代、
急速『140キロ』を投げるピッチャーは県内でも限られており、
そういった投手は、間違いなく新聞でも取り上げられる『注目選手』でした。
それが、
『17年間』の時を経て、現在では基準が『150キロ』に上がり、
更に、エース格ではなく、控え投手が出て来てもその基準をクリアします。
メジャーリーグで流行している『新球』の変化球も、
情報化社会の流れか、ど田舎から出て来た高校のピッチャーが習得して投げる始末。
『バッティング・マシン』の性能も上がっているのか、
キレの良い変化球、『150キロ』を超える速球も、打ち返す打者もバンバンいる状況。
もう、明らかに『時代』が変わっていますね。
話をもとに戻すと、『大波乱』という試合が続出した原因の1つは、
『各校の実力が伯仲している』ことが、間違いなく、挙げられると思います。
そして、今日お話ししたいのは、私が考える原因の2つ目です。
それは、
試合の『序盤』で不意を突かれて『大量失点』し、
それが『焦り』を生み出し、『実力』を発揮し切れないまま終わってしまう事です。
冒頭では、
『猛者』という言葉でお伝えしましたが、
良く考えて見たら、彼らも、対戦相手の球児と同様に『高校生』です。
『甲子園』を目指してやって来たのは『高校3年間』だけでなく、
小学生時代のスタート方考えると、『10年間』以上の期間戦ってきています。
その『集大成』とも言えるのが、今、話している『夏の甲子園』で、
『負けたら、終わり』の状況の中、かなりのプレッシャーと共に戦っています。
そして、
『9イニング』という限られた『攻撃』と『守り』のチャンスの中で、
相手に大きく『先手』を取られると、『焦り』が先行し、実力を発揮せず終わってしまうのです。
私自身、経験してきた事なので、これは間違いないですね。
『序盤に大量失点する』という事は、言葉を変えると、『致命傷を負う』という事です。
『高校野球』然り、
どんなに『実力』がある強者でも、『致命傷』を負った状態で、
そこから『リカバリー』して挽回する事は、どの世界でも不可能になってくるのです。
これは、『資産形成」でも通じる所があります。
例えば、
1番わかりやすく、最もポピュラーに皆さんがハマる罠が、
巨額の融資を受けて、『マイホームを購入する』という『致命傷』。
この選択を人生の序盤でしてしまうと、『リカバリー』するのは相当困難です。
上記では『巨額の融資』と表現しましたが、
これは、その方の『収入』に対する相対的な割合で決まってくると考えます。
しかし、
『年収500万円』程度(必然、可処分所得はもっと少ない。)でも、
『3000万円』『4000万円』程の融資を受けてしまう方々がザラです。
そういった方々は、
自身の『年収』に対して『10倍』近くのレバレッジを掛けて、
『不動産市場』における『信用取引』をしている事に気付いているのでしょうか??
最近は少し雲行き怪しくなってきましたが、
それでも、まだまだ『低金利』で長期ローンが組める時代です。
その中で、目先の『返済金額』だけを短期視点で考えて、
『30年』かそれ以上の『住宅ローン』を組む戦略が、本当に正しいのでしょうか??
一般的な話として、
4年制大学卒業者の、『正社員』での生涯年収が、
『2億4000万円』程度と言われている時代です。
これは、
雑誌の『年収ランキング』上位にランクインしている企業に勤めても、
(極一部、数社の例外企業を除いて)『2倍』の差は絶対に付きません。
『可処分所得』に直すと、その金額はさらに少なくなります。
その中で、
ローン返済していく『金利』と、融資を受けた『元本』含めて、
一生涯で『5000万円』『6000万円』の支出は、大部分を占めてきます。
それを、30歳そこそこの『人生の序盤』で、早々に決定してしまうのです。
これは、先ほど私が例に挙げた、甲子園経験校と同じく、
『序盤の大量失点』という『致命傷』ではないでしょうか??
『スポーツ』の世界も、『資産形成』の世界も、
『序盤の大量失点=致命傷』を負うと、その後の『リカバリー』は不可能になってきます。
その事をしっかりと理解して、
日々、自分をコントロールして『資産形成』に励んでもらえたら幸いです。
『自ら決断・行動し、資産形成をスタートしたい!』という方に最適なセミナーを、
大阪・梅田は8月24日(金)、神戸・三ノ宮は8月27日(月)に開催致します。
■2018年8月24日(金)開催!つみたてNISAポイントまるわかりセミナーin大阪・梅田■
****セミナーご案内ページはこちらをクリックください****
■2018年8月27日(t)開催!つみたてNISAポイントまるわかりセミナーin神戸・三ノ宮■
****セミナーご案内ページはこちらをクリックください****
*2018年6月から、神戸・三ノ宮でのセミナーもスタートしました!
今年(2018年)1月からスタートして有効な新制度、
『つみたてNISA』をわかりやすく解説するセミナーです。
『具体的なアクション』を起こすことでのみ、
人生は、本当に好転していくものだと思います。
ぜひ勇気を持って、新たな一歩を踏み出してみてください。
皆さんに直接お会い出来るのを楽しみにしております。
セミナーを受講する間でもなく、
『今すぐ、具体的に資産形成をスタートしたい!』という方は、
ぜひ勇気を持って『お金のセッション』を受講してみてください。
****プライベートセッションご案内はこちらをクリック****
****『お金のセッション』ご予約はこちらをクリック****
井上耕太事務所
代表 井上耕太