『香港』の観光客減少から見る、『経済活動』の大原則。

今日のテーマは、『香港の観光客減少から見る、経済活動の大原則』です。

 

 

香港渡航3日目です。

 

 

メディア報道では『デモ活動』激化が伝えられていましたが、

こちらに来て、いつも通り、万事順調に仕事も進んでいます。

 

 

幸いな事に、3日間とも天候にも恵まれ、

気候的にも、1年間で最も過ごしやすい季節ですね。

 

 

個人的には、

 

 

通常渡航時と、全く同様にスケジュールが進んでいますが、

1つだけ違う事は、『街』に人がまったく居ないことです。

 

 

正確に言うと、

 

 

確かに『人』はある程度歩いているのですが、

『普段の香港』を知っている人間からすれば、

その『激減ぶり』は驚くべきレベルです。

 

 

特に、

 

 

昨夜はビクトリア・ピークに『100万ドルの夜景』を観に行きましたが、

ベストタイム(現地時間19時)に関わらず、人の少なさには驚きました。

 

 

いつも、

 

 

中国人観光客と場所争いするベストポジションが有るのですが(笑)、

昨夜は、その『ベスポジ』が常に空いていて、フリー鑑賞できる状況。

 

 

こう表現すると、如何に『人』が少ないかがお分かり頂けると思います。

 

 

渡航当初、

 

 

どこに行っても『人』が少なく、スムーズに行動できる事を喜んでいましたが、

それが『3日間』も続くと、それを通り越して少し『心配』になってきました。

 

 

いつもであれば、

 

 

露天商が軒を連ねているエリアにも、

営業を継続している業者さんは、数えるほど。

 

 

 

そもそも、

 

 

『香港』というエリアに存在する『人』の『絶対数』が少ないので、

『物・サービス』共、明らかに『供給過剰』な状態が続いています。

 

 

いつもは賑わいを見せている、繁華街にあるレストランも、

通りがかった窓から見える店内は、ガランと空いています。

 

 

私自身、

 

 

事業(商売)を営む立場なので、『体感』として理解出来ますが、

『需要』が急減しているこの状況は、文字通り『死活問題』です。

 

 

現地の方々は、どのようにして生き延びているのでしょうか??

 

 

現在の状況から考えると『幻』のようですが、昨年2018年まで、

『香港』という街は、世界で最も『観光客』が押し寄せる街でした。

 

 

一因として、

 

 

『中国人(本土)』を観光客としてカウントしていた事も有りますが、

『オフショア』で享受出来るメリットを求めて、世界中から『人』が大挙して押し寄せていました。

 

 

それこそ、

 

 

私も、クライアントさんをお連れして年間に何度か渡航していますが、

『観光』分野の繁忙期などは、宿泊先確保に苦労した経験も有ります。

 

 

今では、見る影も有りませんね。

 

 

勿論、

 

 

『香港』というエリアは『観光』だけで成り立つ訳ではなく、

『金融』という分野においても、世界トップクラスの存在価値を発揮しています。

 

 

そして、

 

 

その『金融』という分野に関していえば、今回の『観光客減少』は、

ロジック(理屈)としては、直接的に与える影響は無いように思えます。

 

 

しかし、

 

 

『ロジック(理屈)』通りに物事が進まないのは『世の常』で、

やはり、『人』が敬遠するエリアとなると、今後苦境に立たされます。

 

 

テクノロジーが発達し、

 

 

1900年代で言えば『100年』という時間がかかった技術革新が、

2010年を過ぎた頃では、『2〜3年』で成し遂げられるようになりました。

 

 

それが体感レベルで認識できる状況なので、

 

 

私たち自身、ともすれば、『新技術による経済活動』を重視し、

『アナログな経済活動(対人間)』を蔑ろにしてしまいがちですよね。

 

 

でも、

 

 

結局、最終的に重要なのは『人』です。

 

 

つまり、

 

 

古今東西、『お金』は『人』を通じてしか、もたらされる事はなく、

『人』が集まる場所でこそ、経済活動は活発化・成長して行きます。

 

 

あと1ヶ月ほどで、いよいよ『2020年』を迎えますが、

来年も、その『未来』も、この『真理』だけは変わらない。

 

 

そんな『当たり前の事』を、今回の香港渡航で再確認させられました。

 

 

先日、

 

 

リー・クワンユー氏の言葉をご紹介させて頂いた記事を書きましたが、

今後暫く(数十年間〜100年スパン)『人』が減少の一途を辿る国、

私たちが居住する『日本国』が、経済的苦境に立たされる事は『明白』です。

 

 

その国で生活する者として、相応の準備を進めておく必要性を、私自身は感じ続けています。

 

 

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『具体的なアクション』を起こすことでのみ、

人生は、本当に好転していくものだと思います。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
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【クライアント】
・経営者、医療従事者(医師、看護師、薬剤師 etc.)、会社員(上場企業勤務、若しくは、年収500万円以上)

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・自らの情報提供・プラン提案により、クライアントさんの【経済的自由】実現を初志貫徹でサポートする。

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